開幕から1番で固定され続けている大谷。(C)Getty Images「あれだけの長打率を誇る選手を1番に置くのはもったい…

開幕から1番で固定され続けている大谷。(C)Getty Images

「あれだけの長打率を誇る選手を1番に置くのはもったいない。ドジャースはちょっと洒落た采配に走りすぎている。他にも選択肢はあるはずなのに。あのパワーを1番打者として消費することは、明らかに過剰であり、本来の目的である点を取るというチャンスを無駄にしている」

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 これはMLBの公式ネット局『MLB Network』の番組「MLB Now」のホストを務めるブライアン・ケニー氏が、大谷翔平の起用法に対して投げかけた“疑問”だ。二刀流スターの能力を認めつつ、昨夏から1番で固定され続けている偉才の現況が「正しくない」とするものである。

 もっとも、今季も大谷はすこぶる調子がいい。現地時間6月6日の試合終了時点で62試合に出場し、打率.295、23本塁打、39打点、長打率.648、出塁率.388、OPS1.029のハイアベレージを記録。タレント豊富なドジャースにあっても、その打力は「最強クラス」と言っていい。

 それほどの高水準の打者に多くの打席機会を与えるために、1番として起用するのは必然ではある。しかし、ケニー氏は「チームの最強打者を1番に据えるのは新時代的で、分析的というように聞こえるかもしれないが、本当にそれで得点は増えるのか?」とも訴えた。

 もっとも、大谷の1番起用は「無駄」とは言い難いものがある。というのも、今季の彼の三振率は25.6%と高く、ムーキー・ベッツ(9.3%)やフレディ・フリーマン(18.8%)らと比較しても一目瞭然である。

 また、今季の大谷は空振り率も前年比で2.7%(今季は32.5%)も増加。それゆえに走者がいる局面でゾーンを幅広く使われた場合にボール球を振らされる可能性も高く、ケニー氏が言う「過剰」とは言い難い。

 打線構築はやはりチーム全体の傾向を加味して組む必要がある。そうでなければ「打」は「線」にならず、最良なケミストリーは生まれない。この点については、番組に出演していた元MLB捕手のアンソニー・レッカー氏も「よりコンタクト力が高い選手こそ走者のいる場面では打席に立たせるべきだ。オオタニの出塁率は4割を超えているし、後続に勝負を託す方が合理的だ」と指摘していた。

 今季は年間61本塁打と自己記録を更新するハイペースを維持している大谷。その打撃成績を一見すると、より中軸に置く方が効果的とも思えるが、ドジャースが彼を先頭打者として起用し続けるのは、あらゆる数字を分析した結果と言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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