◇国内女子◇ヨネックスレディス 事前(5日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)アイアンの新製品情報がツ…
◇国内女子◇ヨネックスレディス 事前(5日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)
アイアンの新製品情報がツアーの現場で飛び交っている。タイトリスト、ピン、キャロウェイ、ヤマハ…と各社が続々と投入開始。今度はテーラーメイドの未発表モデルを女子ツアーで見つけた。その名も「P8CB」(バックフェースのスタンプを見る限り)。同社の契約選手である清本美波らが練習場でテストを重ね、コースでも試していた。
ネックに刻まれた「FORGED」の文字から軟鉄鍛造モデルと想像はつくが、気になるのはその大きさ。P7CBよりひと回り大きく見える。さらにグースが入り、ソールも厚め。バックフェース下部の膨らみのある形状を見ても、重心を低くして球を上げやすそうにしている。
これまでのテーラーのアイアン「P7シリーズ」は、いわゆるヘッド長が70㎜台とされていた(例えばP770は77㎜、P790は79㎜)。P8という名がつくとなると、おそらくではあるが80㎜台のヘッド長なのだろう。
試打をして、いきなり投入を決めたのが契約選手の全美貞(韓国)。彼女はもともとP7CB→P790と移行してきた。「P7CBの打感が好きだったのですが、もっと簡単に球を上げたくて、ロフトを寝かせてP790を使っていました。その中で今回のモデルのような打感が良くて球の上がりやすいアイアンがハマりました」とまさに“芯”を食った。
ほかにも稲見萌寧や穴井詩ら、契約外の選手もテストをして好感触の様子(稲見は初日から使用を示唆)。人気のスリクソン「ZXi5」やブリヂストン「241CB」など、軟鉄鍛造キャビティアイアンはまさにいま群雄割拠状態。そこにまさにドンピシャでぶつけてきた「P8CB」。この先、鍛キャビ市場がまたさらにヒートアップしそうだ。(編集部/服部謙二郎)