陸上大国ジャマイカの高校生世代のトップ選手2人が来日し、鳥取県立鳥取東高校(鳥取市)の陸上競技部の選手たちと競技場のト…
陸上大国ジャマイカの高校生世代のトップ選手2人が来日し、鳥取県立鳥取東高校(鳥取市)の陸上競技部の選手たちと競技場のトラックで交流を深めた。短距離走のスタートを並んで練習するなどして、日本の高校生に大きな刺激をもたらした。
2人はマリク・ヌージェント選手(16)とアドラ・キャンベル選手(16)。1日に鳥取市のヤマタスポーツパーク陸上競技場で開催された「布勢スプリント」に招待され、ジャマイカ陸上競技連盟のガース・ゲイル会長らと来日。同競技場で5月29日、鳥取東高の選手約40人と一緒にトレーニングに励んだ。
男子100メートルに出場したヌージェント選手は「ここに来られたことに感謝したい」、女子100メートルのキャンベル選手は「すごく良い経験。幸せ」と笑顔を見せた。
2人の走りを見た鳥取東高の選手から「はやっ!」と声があがり、陸上競技部長の橋本誉史(たかし)選手(3年)は「トップ選手を間近で見て、同じ高校生だけど大きな差を感じた。今日学んだことを生かしてタイムを上げたい」と話した。
陸上のジャマイカ代表選手団は、9月に東京・国立競技場で開催される世界選手権の事前キャンプを鳥取市で行う。鳥取県は2016年にジャマイカ・ウェストモアランド県と姉妹都市提携を結び、陸上競技を通じたさまざまな交流が続いている。(富田祥広)