◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 初日(5日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇予選…
◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 初日(5日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇予選ラウンド7397yd(パー70)、決勝ラウンド7430yd(パー71)◇晴れ(観衆2418人)
出だし1番をパーで通過し、例年よりもティイングエリアが前方に出ている2番のホール表示を見て驚いた。「ミドルになってる、マジか…」。これまでパー5だった2番の設定が、予選(486yd/パー4)と決勝(519yd/パー5)で切り替わることを、このとき初めて知った。
月曜日からの練習ラウンドでは両方のティイングエリアが設置されていたが、火曜日にプレー予定だった堀川は同日が悪天候のため見送った。今年で10回目の出場と知り尽くした舞台でもある。事前のコース確認に不安はなかったが、まさか水曜日のプロアマ戦でもパー5だった2番が、本戦でパー4に切り替わるとは夢にも思わなかった。
2番はパー5なら宍戸の中でも数少ないチャンスホールのひとつ。「1番から6番で貯金を作り、7番から18番を耐えるイメージ」という例年のプランが乱れても、そこは「守りのゴルフが得意」を身上とする堀川。大たたきを徹底的に避けるリスクマネジメントで、事前に練習できなかった難ホールを乗り越えた。
「ターゲットも分からなかったけど、とりあえず右のOBが近づくんだろうな」と予想して左サイドに打った1打目は、ラフから残り210ydとタフな2打目を残した。ピンには届く距離だが、グリーンにキャリーさせれば奥にこぼれるリスクも膨らむ。「なにがあっても奥に行かないクラブ」として6番アイアンを選び、グリーン手前30ydにショートしたのも計算のうち。3打目をしっかり寄せてパーで切り抜けた。
132人のフィールドで唯一のノーボギーとなる3バーディ「67」で完走し、首位と2打差の3アンダー2位発進。そのプレーには、「そもそも攻めるのが得意じゃない」ことを理解しているからこそ確立された、守りを意識したプレースタイルが凝縮されている。「ゴルフは確率ゲーム。(パー72なら)4日間288ストローク、毎回(スコアを落とさない)確率の高いほうを選び、クラブ選択、ジャッジ、マネジメントをすることが大事」
通算4勝のうち2勝は、2019年のこの大会、22年「日本プロゴルフ選手権」と2つのメジャーで遂げたもの。堀川のプレースタイルは、難コースであればあるほどライバルにとって脅威となる。(茨城県笠間市/塚田達也)