木下は甲子園の快投も注目された(C)産経新聞社 阪神は4日の日本ハム戦(エスコンF)に4-5と競り負けた。 主砲、佐藤輝…

木下は甲子園の快投も注目された(C)産経新聞社

 阪神は4日の日本ハム戦(エスコンF)に4-5と競り負けた。

 主砲、佐藤輝明の2発がありながら、先発左腕の門別啓人が4回4失点と粘れず、救援陣も傷を拡げた。

【動画】阪神ドラ3、木下はオースティンから空振り三振!剛腕ぶりも注目されている

 4回で降板となった門別の後を継いだ工藤泰成は最速157キロと変わらずの速球は光りながら5回は二死を奪った後に4番・郡司裕也に四球を与え、その後の失点につながった。

 回またぎとなる6回も二死までたどりつくも、1番の水谷瞬に四球を与えるなど、リズムを作れず。2回を投げ打者10人に対し、31球を要し2安打1失点、3番手で7回から登板したニック・ネルソンも1イニングを2安打とピリっとしない内容となった。

 阪神といえば、鉄壁のリリーフ陣で知られるが右の救援に関してはやや層が薄いとあって、藤川球児監督も強化ポイントにあげている。

 昨年までの実績からいえば岡留英貴、漆原大晟といった人材が担うことも期待されるが、ひそかに逸材として注目されているのはドラフト3位右腕の木下里都にもある。

 わずか1イニングの登板ながら今後の成長に期待感を強く抱かせた。

 木下は5月22日にプロ初の1軍昇格を果たすと29日のDeNA戦(甲子園)でプロ初登板。

 3点ビハインドの9回に3番手として登板すると、先頭、昨年の首位打者、タイラー・オースティンをスライダーで空振り三振に。続く度会隆輝には155キロの速球を左翼線へ運ばれ、守備も乱れ、三塁打とされる。一死三塁の場面で山本祐大に左犠飛を許し、失点。最後は柴田竜拓をニゴロに打ち取った。1回1安打1奪三振1失点。

 プロ初登板は失点を許すもたくましい下半身から繰り出す、155キロの剛腕ぶりには本拠地ファンもどよめいた。

 チーム事情もあり、わずか1イニングの登板で1日に登録抹消となったが、剛腕披露には「いきなり、154、155キロを連発したのでびっくり」「また、1軍で見てみたい」「まだまだこれから、頑張ってほしい」と今後の成長を期待する声も多く上がっている。

 かつてチームを長く支え、日本通算98勝をマークしたランディ・メッセンジャーが着けた背番号「54」を背負う。まさに剛腕の証ともいえる背番号とあって、V奪回を目指すチームでどんな役割を担っていくのか。今後の投げっぷりも注目されていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】阪神28歳外野手は「代打の神様」にあきたらず…代打率.667、プロ初打点も話題 「スタメンじゃ駄目か?」

【関連記事】阪神のルーキー伊原陵人はなぜ快投続く? アマ時代から成功を確信した元虎戦士が見た“強み”「キャッチャー次第でいろんな投球ができる」

【関連記事】「どう打つかではなく、どう見送るか」――三冠王に迫る佐藤輝明の打撃開花 背景にあった名将の指摘していた“課題”の解消