連戦でなかなか結果を残せずに苦心する角田。(C)Getty Images タフな欧州3連戦を経て、レッドブルの角田裕毅は…

連戦でなかなか結果を残せずに苦心する角田。(C)Getty Images

 タフな欧州3連戦を経て、レッドブルの角田裕毅は苦境に立たされている。

 現地時間6月1日に行われた今季第9戦スペインGP決勝で角田は13位でフィニッシュ。前日の公式予選でQ1敗退の憂き目にあっていた25歳は、「もはや意味をなさない」と現実を見据えながらも、一縷の望みを託してセッティングの変更を決断。ピットレーンからのスタートとなった中、やはりマシンは向上せず……。入賞を逃す結果となった。

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 これで現地時間5月16日のエミリア・ロマーニャGPから3週連続で続いた欧州連戦は、いずれもQ3未進出、さらに決勝でもポイント圏外と低迷した。操作困難とされるレッドブルのマシン「RB21」への適応期間も去ったとみられ、3月27日の緊急昇格以降で最も厳しい状況となっているのは間違いない。

 そうした状況下で角田に対するレッドブル首脳陣の“一言”が小さくない注目を集めている。現地時間6月4日、クリスチャン・ホーナー代表は、伊専門サイト『Motorsport.com』において「ツノダはシーズン最終戦となるアブダビまでRB21をドライブするのか?」と問われ、「いくつかアクシデントもあったので、まだまだ道のりは長いと思っている。決めるのは私たちだ。時間はたっぷりある」と前置きした上で、「ただ、フラビオ(・ブリアトーレ)を見習って『答えたくない』と言っておく」とコメントした。

 これまで角田の去就に関して、ホーナー代表は「時間を与えるべき」との見方を明確に示してきた。しかし、今回は明言を避け、「答えたくない」とまで言い放った。そのため、一部メディアでは、これが暗に電撃更迭の可能性を示すものだと言う意見が広まっている。

 英メディア『Crash』は「ツノダもまた他の先人たちと同様に、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに近づくのに苦労している」と断言。その上で姉妹チームのレーシングブルズで好調を維持する新人のアイザック・ハジャーの名を挙げ、「彼は今シーズンの驚異的な選手の一人だ。ただ、近年のレッドブルで、アレックス・アルボン、ピエール・ガスリー、セルジオ・ペレス、ユウキ・ツノダらが苦戦していることを考えると、ハジャーでさえもフェルスタッペンとの並走、そしてマシンに苦戦するという同じ運命に直面する可能性が高い」と嘆いた。

 チームとしてもこれ以上ポイントは落とせない状況となっているレッドブルは、いかなる決断を下すのか。いずれにしても、現地時間6月13日に開幕するカナダGPは、角田にとって大きな正念場となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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