三笘は今夏でクラブを去る可能性が「最も高い」選手のひとりだ(C)Getty Images ブライトンの三笘薫は、すでに多…

三笘は今夏でクラブを去る可能性が「最も高い」選手のひとりだ(C)Getty Images

 ブライトンの三笘薫は、すでに多くの欧州ビッグクラブからの関心が伝えられており、その去就が注目を集めている。2021年8月、クラブと契約を交わし期限付きで1シーズン、ベルギーでプレーした後、以降はブライトンの主力を担い続けた。それにより、欧州における自身の市場価値を高めたことで、いよいよ大きな転機を迎えると、現地メディアでも予想されている。

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 英放送局『BBC』が現地時間6月3日、ブライトンの経営戦略について論じるトピックを配信。その中では、クラブの特徴として、若手を獲得しスター選手へと育て、設定した価値以上で売却するというスタイルであると説明する。

 2年前には、モイセス・カイセドとアレクシス・マク・アリスターも“高額”で売却したと振り返りながら、今オフも多くの選手が移籍のタイミングを迎えていると指摘。「クラブのモデルがある以上、カオル・ミトマ、ジョアン・ペドロ、カルロス・バレバ、バルト・フェルブルッヘン、ヤン・ポール・ファン・ヘッケの誰がこの夏に去ってもおかしくない」と綴っている。

 また、「このモデルに少し見直しが必要なのではという声が高まりつつある」として、サポーターの反応も伝えており、大量の主力放出をとどまるべきと主張。来季以降、若手中心で数シーズンを戦うことについて警鐘を鳴らす。

 同メディアはその中で、放出が予想されている1人である三笘に対しては、「最も移籍の可能性が高い」と評しており、「彼はすでに28歳で、かねてからの夢であるチャンピオンズリーグ出場を叶えるべき時期に来ている」などと主張。そして、ジョアン・ペドロについても、「ピッチ外での問題もあり、彼の退団が現実味を帯びる要因にもなっている」と説き、その上で、「だからこそ、仮に売却するとしても『高額での放出は最大2人まで』が妥当だ」などと同メディアは結論づけている。

 トピックでは、ブライトンの方針についてクギを刺しており、「いくら帳簿の上では魅力的に見えるからといって、一気に売却してしまうようなことがあってはならない」との持論も。だが、三笘に関してはこのオフでクラブを去るであろう1人に挙げられていることも確かだ。クラブ加入から約4年が経過する今夏、いよいよ新天地へと移る時が訪れたのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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