4日早朝、弔問に訪れた松井氏は長嶋さんへの思いを語った(C)産経新聞社 元巨人、松井秀喜氏が4日早朝、NYから一時帰国。…

4日早朝、弔問に訪れた松井氏は長嶋さんへの思いを語った(C)産経新聞社
元巨人、松井秀喜氏が4日早朝、NYから一時帰国。3日に89歳で亡くなった巨人軍終身名誉監督、長嶋茂雄氏の都内にある自宅を弔問した。
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入団時からの4番育成計画、師弟関係、引退してからも続いた深い絆は知られており、約2時間をこえる弔問後、取材に応じた様子が各テレビ局で報じられた。
その中である言葉が大きく注目を集めている。
これからどのような形で長嶋さんの思いを受け継いでいきたいかと問われると「私にたくさんのことを授けてくださいましたので。今後、どういう形で次の世代に継承していくかということははっきりした形は見えませんけれども」と前置きしながら、続けて「長嶋監督と生前、約束したこともあります」と明言。その約束に関して今話すことはできないとしながら「その約束を果たしたいなと思っています」と遺志を継いでいくと語ったのだ。
この「生前の約束」をめぐって4日放送の「ひるおび」(TBS系列)に出演した巨人OBで野球解説者の槙原寛己氏が自身の思いを明かす場面があった。
槙原氏は「やっぱりアレですよ」と多くの人が想像していることだと指摘しながら、今後の”松井監督”実現の可能性に関して言及。
巨人の55番として一時代を築き、長嶋監督とともに大きく野球界を盛り上げた松井氏に関しては以前から巨人軍の有力な監督候補の1人という見方も根強くあった。槙原氏は番組内で「もし松井さんが今後、監督になるというときにはまた野球界を盛り上げるために、必要とされるときに『行ってくれ』(監督になってくれ)というような約束をしたんじゃないかなと、そうであってほしいなと思う」と巨人OBとしても自身の思いをにじませながら、語った。
長嶋さんの「ミスター・プロ野球」ともいわれた野球へのあくなき情熱は広く知られている。「生前の約束」は野球振興に関わることであるのは間違いなさそう。
長く師弟関係であった松井氏がその情熱を次世代にどのように継承していくのか。今後も注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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