◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 事前(4日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇予選…

ピンの新機種「i240」(左)と「iDi」

◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 事前(4日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇予選ラウンド7397yd(パー70)、本戦7430yd(パー71)

今週は各社の新製品がザックザクと豊作だ。昨日はグラファイトデザインとフジクラの新シャフトの話をお届けしたが、今度はピンのアイアン。既に海外情報がポツポツ届いていたから知っている方もいるかもしれないが、「i240」のシーディングが日本でも始まっていた。

「i240」をテストしていた永野竜太郎

プロアマ戦前の練習場でテストしていたのは、現在「i230」を使用する永野竜太郎。「i240」の6番アイアンを構えて、「ちょっとやさしくなりました?」とひとこと。ヘッドの大きさは「i230」と変わらないとのことだが、「構えたときの印象としてシルエットがやさしそう。ヘッドのサイズ感が少し大きく見えます」という。さらに、打ってみて「高さが一発目から出ましたね。230より前に飛んでいるかな。打感も柔らかい。スピン量はほぼほぼ同じぐらいですね」と評価した。

「i240」は前作よりやさしく見えるとか

永野は国内メジャーということもあり、いきなりの新アイアン投入は控えた。ピンの詳細発表はまだだが、「i230」もプロアマ問わず評価が高かっただけに「i240」の性能は非常に気になるところだ。

新アイアン型UT「iDi」を早速投入する蝉川泰果

もう一つ、ピンの新製品があった。アイアン型UT「iクロスオーバー」の後継と目される「iDi」。UTと呼ぶのがはばかられるほど、ヘッドが大きすぎずアイアンライクな形をしている。「iDi」という名前の意図は不明だが、今週即投入を決めたのが蝉川泰果。昨日からテストを重ね、3番アイアン「i525」と入れ替えた。

iDiのデータをチェック

「昨日の雨の中でもけっこういい数字が出ていたんですよね。ボール初速も出てスピンが入るのでめちゃくちゃ活躍してくれそう」。そう言って、トラックマンの数値を1球ごとに確認する。「今の球、キャリー245yd行きました。初速も70m/s超え。3番アイアンは出ても68m/sぐらいだったから、だいぶいいっすね。スピンも4000回転前半ぐらい入って球も上がるし、グリーンでも止まってくれそう」と高評価を与える。

蝉川の3番UT「iDi」。シャフトは純正

iクロスオーバーよりストレート形状になり、構えやすさが増しているとか。蝉川は宍戸の2番パー5(予選Rはパー4)の2打目や、12番のティショットで使用を目論んでいる。新しい武器が宍戸攻略のカギになるか。(茨城県笠間市/服部謙二郎)