ジャパンラグビートップリーグは14日、第8節の3試合がおこなわれ、開幕から全勝のパナソニックが神戸製鋼を56-7と圧倒し、首位に立つホワイトカンファレンスで勝点を40に伸ばした。前節で今季初黒星を喫した神戸製鋼(レッドカンファレンス2位)…

 ジャパンラグビートップリーグは14日、第8節の3試合がおこなわれ、開幕から全勝のパナソニックが神戸製鋼を56-7と圧倒し、首位に立つホワイトカンファレンスで勝点を40に伸ばした。前節で今季初黒星を喫した神戸製鋼(レッドカンファレンス2位)は連敗となり、6勝2敗で勝点は28のまま。

 パナソニックと同じカンファレンスの2位・ヤマハ発動機は、NTTコミュニケーションズを36-10で下し、6勝2敗(勝点30)となって追走している。NTTコムは4勝4敗(勝点18)。

 そして、開幕から全敗同士だった豊田自動織機とコカ・コーラの試合は、6トライを挙げた織機が47-7で制し、今季初勝利を挙げた。

 大阪・万博記念競技場で神戸製鋼と対戦したパナソニックは、前半7分に敵陣10メートルライン付近からFB森谷圭介が抜けて先制。16分にはHO堀江翔太がディフェンス裏に転がした絶妙なキックボールをWTB福岡堅樹が確保してゴールに持ち込み、リードを広げた。
 23-0で折り返したパナソニックは、46分(後半6分)には仲間のショートキックからボールを手にしたCTB松田力也が約50メートル激走で追加点。55分にもキックを巧みに使ってLO谷田部洸太郎がフィニッシャーとなり、その後も3トライを重ねて快勝した。

 ホームの静岡・エコパスタジアムで試合をおこなったヤマハは、NTTコムに10点先行されたものの、前半27分、CTBヴィリアミ・タヒトゥアがパワフルな走りで突破してゴールラインを割り、37分にはゴール前のスクラムで優勢となってボールを散らし主将のNO8堀江恭佑がインゴールに突っ込み、逆転した。
 14-10で折り返したヤマハは49分(後半9分)、強力なFWパックがスクラムでペナルティトライを獲得。70分にはFLヘル ウヴェの力走でゴールに迫り堀江恭佑の今季8トライ目で勝利を引き寄せると、試合終了前にはWTB石塚弘章がチームアタックをフィニッシュし、ボーナスポイントも獲得している。