長嶋さんに世界中から追悼の言葉が伝えられている(C)産経新聞社 巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が6月3日午前6時39分、東京…

長嶋さんに世界中から追悼の言葉が伝えられている(C)産経新聞社

 巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が6月3日午前6時39分、東京都内の病院で肺炎のため死去した。89歳だった。

 長嶋さんの訃報は海外メディアでも伝えられている。米スポーツサイト『CLUTCHPOINTS』では、ドジャースの大谷翔平がメッツ戦直前に、自身のSNSに追悼メッセージを投稿したことを紹介。「オオタニはMay your soul rest in peace(あなたの魂が安らかでありますように)」という、簡潔ながらも深い意味を持つ6語のメッセージを添えて追悼の意を示した」と報じている。

【画像】大谷翔平と長嶋茂雄氏の2ショット ミスターに追悼メッセージ

 またトピックの中で同メディアは、長嶋さんを「伝説的野球人」と称しており、輝かしい足跡も振り返っている。17年間に及んだ現役時については、「“ミスター・ジャイアンツ”として知られる彼は、日本プロ野球(NPB)の読売ジャイアンツ一筋で現役生活を送り、セ・リーグの最優秀選手(MVP)を5回、日本シリーズMVPを4回受賞。11度の日本シリーズ制覇を成し遂げ、現役時代のすべてのシーズンでベストナインに選出された」と説明。

 さらに、巨人の指揮官としての実績も、日本一2度、リーグ優勝5回等の記録を伝えるとともに、「監督通算1000勝超の偉業も達成した」などと綴っている。

 同メディアでも長嶋さんを偲び、「比類なき功績を後世に残した」と評しており、訃報から間もなく追悼メッセージを投稿した大谷の行動を振り返りながら、「関係者たちから多くの追悼の声が寄せられた。日本を代表するスーパースターであるオオタニも、この国民的英雄の死を深く悼んでいる」と国内外の反応も紹介している。

 また同メディアは長嶋さんに対し、「世界中の野球ファンが、日本野球界、そして世界の野球界における計り知れない貢献をあらためて振り返っている」と記すなど、野球という競技への影響力の高さを強調した。

 昭和の時代よりスーパースターとして活躍し、「背番号3」を背に長きにわたり日本球界を牽引した。ファンを沸かせ、人々に愛された長嶋さんのプレーや言動の数々は、世界中の多くの人々の記憶に深く、刻まれている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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