佐藤輝と森下のクリーンアップが交流戦でも鍵を握りそうだ(C)産経新聞社 6月1日の広島戦を8-0で勝利して同一カード3連…

佐藤輝と森下のクリーンアップが交流戦でも鍵を握りそうだ(C)産経新聞社

 6月1日の広島戦を8-0で勝利して同一カード3連勝を飾った阪神。セ・リーグ首位のチームとして交流戦に臨むこととなった。阪神は3、4月は14勝11敗1分だったが、5月は15勝9敗1分と着実に状態を上げている。

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 その背景には中軸のコンディションが上がっていることが大きく影響している。中でも、森下翔太と佐藤輝明の月別の成績はとても興味深い。

 まず森下は4月の月間成績が打率.323、1本塁打、11打点だった。5月は打率は.235と激減したものの、本塁打(5本)は急増。打点(21打点)も倍近い数字となっている。一方、佐藤輝は4月の月間成績が打率.282、8本塁打、22打点だった。5月は打率.323と激増したものの、本塁打(3本)、打点(10打点)はともに半減。打率と本塁打数、打点が森下と対照的な増減を見せている。

 このような極端な現象が起きている背景としては、2人の打順が挙げられる。開幕当初は3番に佐藤輝、4番に森下が固定されていたが、4月15日のヤクルト戦から打順を入れ替え、3番に森下、4番に佐藤輝を据えるようになった。

 森下も持ち前の豪快な打撃が魅力的な選手だ。3打席目まではまるでタイミングが合っていなかったものの、4打席目で急にホームランを打ったりなど、ここ一番での一発を打てるのはその豪快さがあってこそである。4番のプレッシャーから解放され、なおかつ“後ろに佐藤輝がいる”という安心感が、打率を落としたものの本塁打数、打点を増やした要因なのかもしれない。

 また、佐藤輝は森下がランナーを返してくれるため、リラックスして打席に入れることができ、大振りせずにコンパクトな打撃に専念できているのではないか。結果的には3番森下、4番佐藤輝の並びが機能しており、5月の好調につながったと思われる。この2人が交流戦ではどのような数字を残すのか注目したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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