第107回全国高校野球選手権沖縄大会(朝日新聞社、沖縄県高野連主催)の抽選会が3日、北中城村中央公民館であり、参加58…

 第107回全国高校野球選手権沖縄大会(朝日新聞社、沖縄県高野連主催)の抽選会が3日、北中城村中央公民館であり、参加58チームの組み合わせが決まった。

 昨夏の優勝校・興南は初戦で普天間―前原の勝者と対戦する。昨秋の九州大会を制し、今春の選抜大会に出場した沖縄尚学は糸満―ウェルネス沖縄の勝者と、同じく選抜大会に出場したエナジックスポーツは沖縄高専―沖縄カトリックの勝者と対戦する。春季県大会を制した宜野座は本部―久米島の勝者と戦う。

 大会は6月14日に開幕し、順調にいけば、7月13日に那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で決勝が行われる予定。

■沖縄大会の展望(前年優勝校 興南 前年参加チーム数60)

 第107回全国高校野球選手権沖縄大会(前年優勝校 興南 前年参加チーム数60)

 今春の選抜大会に出場した沖縄尚学とエナジックスポーツが双璧。4月にあった夏のシード順を決める両校の対決は沖縄尚学が勝ったが力はほぼ互角と見る。

 沖縄尚学は最速150キロのエース左腕・末吉良丞のほか、新垣有絃らが成長し、投手層は厚い。ただ、打線に波があるのが気がかり。一方、「ノーサイン野球」で話題を集めるエナジックは投手陣の出来がカギ。制球のいい主戦の左腕・久高颯から多彩な変化球と球速140キロ超の速球を兼ね備えた福本琉依への継投が確立しつつある。

 春の県大会優勝の宜野座は最速145キロの新垣元基を擁する。前年優勝の興南は打撃力がどこまで強化できたか。(酒瀬川亮介)