◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 事前情報(2日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇…

倉本昌弘副会長が宍戸ヒルズCC西コースの改修について説明した

◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 事前情報(2日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇7397yd(パー70)/7430yd(パー71)

5日(木)に開幕する国内男子ツアーのメジャー第2戦の会場、宍戸ヒルズCC 西コースは初開催の2003年以降、数々の改良を加えてきた。「ツアープレーヤーNo.1決定戦」にふさわしい18ホールにはことしも“味付け”がいくつか加わった。

改修にあたった日本ゴルフツアー機構(JGTO)の倉本昌弘副会長は「技術力の高い男子選手が、力を発揮できるセッティングにしたかった」と語る。今回の目玉はフェアウェイが広く見える仕掛けを施したこと。数字上はフェアウェイ幅に変化はないが、ラフを刈ってファーストカット(セミラフ)のエリアを広くした。コースセッティングアドバイザーを務める高橋竜彦が「選手の見た目の安心感はだいぶ違う」と言うように心理面への影響は大きい。

17番のグリーン右手前エリアが拡大した

フェアウェイを含む両サイドのセミラフ間の距離は狭い場所でも20yd、広いエリアは40yd近く設けた。倉本は「幅を広げることで、もっと選手が打ちやすい状況をつくりたかった。最近はピンを左右に振るケースが増えていますが、その割にはフェアウェイのチョイスが少なかった。フェアウェイ(セミラフのエリア)が広がれば、ティショットの左右の打ち分けも可能になるはずです」と話した。

17番の右サイドの木は切られ見た目が広くなった

実際にコースを回ってみると、18ホールのほぼ全てのホールでセミラフのエリアが広がった印象を持った。1番、2番、4番、8番、9番、11番、14番、18番などに顕著な変化があった。

倉本がこだわるのが「世界基準」。ティショットのランディングエリアだけでなく、花道を広くしたホールを増やしたのは「(花道が狭い)ボトルネックがいいというのは、もう20年前の話。最近は広く取るのが主流。狙いどころが狭すぎるのはフェアじゃない」という考えから。これまでのフェアウェイとバンカーの間にあったラフも刈ってセミラフにした。

18番の花道も広くなった

一方で、セミラフを多くした分、ラフの長さはしっかりとある。「100mmで刈り止めしてもらっていますが、木(大会初日)、金、土と晴れてくれれば、日曜日(最終日)にはさらに30mm近く伸びているはず」と予想。また、13番(パー3)や14番等のグリーン周りには、芝を刈り込んだ「コレクションエリア」をつくった。ピンを狙ってグリーンを外した選手に対して、アプローチがより寄せにくいシビアな状況を演出する。

倉本が考える優勝スコアは4日間通算で10から15アンダー。「宍戸のポテンシャルをいかに出すかを考えた時に、まだベストだとは思っていません。3年後、5年後のことも見据えて取り組んでいます」と語った。(茨城県笠間市/服部謙二郎)

ラフは100mmで刈り止め。しっかり長い

宍戸ヒルズCC西コース・2025年の主な改修ポイント>

2番/予選ラウンドはパー4(486yd)、決勝ラウンドはパー5(519yd)に
3番/クリーク(小川)右手前のラフを刈り、クリークがよく見えるようにした
4番/左サイドのラフを刈り、池に入るリスクを高めた
7番/左の木を切り、第1打を打ちやすくした
9番/左サイドを広くして、第1打の打ち分けを可能に
11番/左サイドのフェアウェイを広くした
13番/ホールの左右の林を切り見た目を改善。グリーン左サイドにコレクションエリアを新設
14番/左右の木々を切り、ティイングエリアから13番が見えるように。14番の第2打地点から右サイドのセミラフエリアを広げ、グリーン周りにはコレクションエリアを新設
15番/左サイドの木を切り、第1打を打ちやすくした
17番/右サイドの木を減らし、グリーン右手前を広く。カラーに届かないと池に入りやすい
18番/フェアウェイ左サイドを広げ、第1打を左右に打ち分けられるように