読売ジャイアンツ(巨人)の元監督、長嶋茂雄さん(89)が3日朝、亡くなった。昭和・平成を彩った「ミスタープロ野球」の逝…

 読売ジャイアンツ(巨人)の元監督、長嶋茂雄さん(89)が3日朝、亡くなった。昭和・平成を彩った「ミスタープロ野球」の逝去に、往年のファンだけでなく、幅広い年齢層から惜別の声が聞かれた。

 東京ドーム(東京都文京区)の三塁側にある「長嶋ゲート」。この日、長嶋さんの功績をたたえるモニュメントに多くの人々が立ち寄り、写真を撮影していた。

 巨人ファンという青森市の男性会社員(25)は、千葉で夜に予定されていた交流戦の観戦に向かう途中、悲報に触れた。リアルタイムで選手・監督時代を見たことはないが、「メークドラマ」で有名な1996年シーズンの逆転優勝を知り、その偉大さを感じていた。「巨人の現役選手や阿部慎之助監督も、さみしいと思っているはず。巨人には優勝してほしい」と思いをはせた。

■「他の選手と比較にならないオーラ」

 東京都江東区の自営業、梶田昌弘さん(59)は3日朝、東京ドーム近くにある実家で4月に亡くなった父親の遺品を整理していたところ、長嶋さんが出演した映画のパンフレットを見つけた。ちょうどそのころ、長嶋さん死去のニュースが流れ、このパンフレットを携えてドームに立ち寄った。

 梶田さんは阪神ファンだが、長嶋さんと王貞治さんは「別格」と言う。子どものころ、テレビで現役時代の長嶋さんのプレーを見て「他の選手と比較にならないオーラが出ている」と圧倒されたという。

 小学生のころ、巨人の当時の本拠だった後楽園球場に向かう長嶋さんに握手を求めると、笑顔で応じてくれたことも覚えている。「(長嶋さんには)向こうに行っても野球を楽しんでほしい」と願う。

 高松市の男性会社員(48)は埼玉県に用事があったが、追悼と感謝の気持ちを伝えたいと東京ドームを訪れた。長嶋さんは「球団の垣根を越えた存在」といい、車いす姿で観戦に訪れた姿が印象深いという。「これからもプロ野球を見守ってほしいです」と語った。