豊田は右の代打として存在感を示している(C)産経新聞社 セ・リーグ首位の阪神は3日から始まる交流戦、最初のカードはこちら…

豊田は右の代打として存在感を示している(C)産経新聞社

 セ・リーグ首位の阪神は3日から始まる交流戦、最初のカードはこちらもパ・リーグ首位の日本ハムと戦う。

 交流戦前最後の広島戦を3連勝締め、両リーグ最速となる30勝一番乗りと勢いに乗る。

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 様々な仕掛けもしてくると見られる新庄ハムといかに戦うか。

 また交流戦においてはチームのDH起用にも注目が高まる。有力視されている1人は最近、右の代打として勢いを見せている豊田寛にもある。

 5月30日の広島戦(マツダ)では2点をリードした9回一死二、三塁の場面で代打として打席に送られ、広島3番手左腕、塹江敦哉の内角154キロ直球をしっかり捉え、センターオーバーの適時二塁打をマークした。豊田にとってはこれがプロ4年目にして、初打点のメモリアルともなり、ベンチでは祝福の嵐となった。

 今季の代打成績は7打数4安打、代打率.571と高いアベレージも残している。

 藤川球児監督就任直後の昨年の秋季キャンプでは紅白戦で打率.625と猛アピール。キャンプMVPに選出された。

 社会人を経ての入団、プロ4年目となる今季は背水のシーズンと自覚し、打席で食らいついていく姿も注目されている。

 1軍昇格後は先発で左翼を守ることもあったが、現在は代打での出場機会となっている。ただ本人も「代打の神様」に甘んじる気持ちはないだろう。さらに先を見据え、交流戦でさらに飛躍した姿を見せられるか。

 豊田に関してはファンの間からもDH起用に関して「豊田に任せるのがいいかな」「豊田は今乗っているから、楽しみにしています」「DHいけるんちゃう?」「勢いを買ってほしい」「今の状態だと豊田」など応援の声が飛び交っている。

 ほかにもDH候補には助っ人のラモン・ヘルナンデスも浮上する。果たして必勝オーダーはどの形となるのか。首位阪神の交流戦の戦いぶりも注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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