この5月にイチロー氏の記録に並んだジャッジ。快進撃を続ける彼は、そんな伝説打者を目標に据えている。(C)Getty Im…

この5月にイチロー氏の“記録”に並んだジャッジ。快進撃を続ける彼は、そんな伝説打者を目標に据えている。(C)Getty Images
怪物スラッガーの勢いに陰りは見えない。ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジだ。
年々打撃技術は洗練されている。ワールドシリーズでドジャースに敗れ、雪辱を期して挑んだ今季は開幕から絶好調。現地時間6月1日の試合終了時点で打率.391、21本塁打、50打点、55得点、OPS1.249のハイアベレージである。
4割近い打率を残しながら、アメリカン・リーグトップの本塁打を放つ。そんなジャッジの異能ぶりは、日米両球界のレジェンドの名も呼び覚ます。5月終了時点の歴代安打数で、2001年のイチロー氏が叩き出した86安打に並んだのだ。
当時のイチロー氏はルーキーイヤーにして、年間242安打を記録。打率.350をマークして、米球界を震撼させた。そんな稀代のヒットメーカーをも想起させるジャッジの打棒には、レジェンドも舌を巻く。
米スポーツ専門局『FOX Sports』の解説を務める元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏は、「彼は右のパワーヒッターなのにあれだけの打率を残しているんだ。俊足でもないからイチローのような内野安打もない。もう言葉を失ってしまうね」とお手上げといった様子で称えた。
無論、本人の意識は高い。現地時間5月31日のドジャース戦を前に同局の中継番組にゲスト出演したジャッジは「今シーズンはイチローのように258安打ペースで、ホームランはバリー・ボンズ並みのペースで打っているけど、ヒット、もしくは打率とホームランのどちらに誇りを感じる?」と問われ、こう切り返している。
「まぁ、誰もがホームランは大好きだと思う。でも、正直に言って、僕が見てきた凄い選手たちは高打率を残していたんだ。とにかく外野の間に強い打球を飛ばしていたんだよ。今年はとにかくヒットを打って、チームのために塁に出るという部分に誇りを持とうと思っている。だからイチローのようなヒットを打てるように目指したいんだ」
今のペースでいけば、58本塁打を放つ計算となるジャッジ。果たして、「ヒットにこだわりたい」という稀代の怪物は、ここからどこまで成績を伸ばせるか。一挙手一投足に注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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