バレーボール女子で、日本代表になるために国籍を変更した選手が、日本協会の手続きの不備で代表資格を得られていないことが1…

 バレーボール女子で、日本代表になるために国籍を変更した選手が、日本協会の手続きの不備で代表資格を得られていないことが1日、わかった。選手側からの問い合わせを受けた協会は弁護士らによる第三者委員会を設置し、調査している。

 選手は2018年から日本でプレー。出生国の代表として国際大会への出場経験があるが、日本協会の関係者と相談して、日本代表入りを目指すために国籍変更を決意し、手続きを進めた。

 国際バレーボール連盟(FIVB)は23年6月、代表歴がある選手は国籍を変えても所属協会の変更は認めないと規約を改定し、7月に発表。施行までに90日間の猶予期間を設けた。

 関係者によるとこの選手の場合は、国籍変更を申請中などの理由で救済措置が認められる可能性もあったが、日本協会の担当者は規約の詳細を把握しておらず、手続きをしなかったという。

 選手は24年に日本国籍を取得。今年5月末に所属していた日本のクラブを退団した。