第75代横綱の大の里(二所ノ関)が東京・明治神宮で奉納土俵入りを行い、師匠の元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方と同じく力強…
第75代横綱の大の里(二所ノ関)が東京・明治神宮で奉納土俵入りを行い、師匠の元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方と同じく力強い“雲龍型”を披露した。2017年に横綱昇進を果たした師匠以来、じつに8年ぶりとなる日本出身横綱。しかし、この日はあいにくの雨天。横綱推挙状授与式と横綱昇進後初となる土俵入りの一般観覧は中止となり社殿内で行われたが、新横綱の姿を一目見ようと社殿の外に集まった熱心なファンからは「よいしょ」の掛け声が三度響いた。
【映像】雨天に響いた「よいしょ」新横綱・大の里、奉納土俵入り
大の里は東京・両国国技館で行われた五月場所で大関として2場所連続優勝、さらに初土俵から所要13場所という「昭和以降最速」の偉業で第75代横綱昇進を決めた。
28日、茨城県阿見町にある二所ノ関部屋で行われた昇進伝達式で大の里は「謹んでお受けいたします。横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進し、唯一無二の横綱を目指します。本日はありがとうございました」と口上を述べ、大関昇進時と同じ“唯一無二”の4文字で決意を新たにした。
大の里が選んだ“雲龍型”は攻めと守りの双方を備えると言われており、先に横綱昇進を果たし、五月場所千秋楽では、大の里の全勝優勝を阻んだ豊昇龍(立浪)も選んだ型。
七月場所は東京・両国国技館から場所を移し、名古屋市北区の名城公園内に新たに建設されるIGアリーナのこけら落とし公演として7月13日より開催される。新横綱の大の里、そして宿敵・豊昇龍。二人の横綱を筆頭に力士たちがどのような熱戦を繰り広げてくれるのか…楽しみは尽きない。(ABEMA/大相撲チャンネル)