◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 初日(29日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇7461yd(パー72)◇曇り…
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 初日(29日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇7461yd(パー72)◇曇り(観衆1164人)
「中日クラウンズ」で4年ぶり通算4勝目を飾った浅地洋佑の日常には変化があった。ラウンド前にコースに来て、ティオフまでに決まった練習メニューをこなす。ツアープロとしては当たり前のことのようで、32歳はバツが悪そうに明かす。「今までは…テキトーでした」。姿勢を改めたのが今季の開幕前。キャリアの反省は今や見事に成果に結びついている。
昨年1月から師事する植村啓太コーチとのやり取りを重ねるうちに構築されたルーティン。クラブハウスを出てからは、まずパッティンググリーンで真っすぐの2mのラインを見つけ、右手、左手、両手で約10分間ボールをゲートに通しながらカップに沈めていく。
ロングパットを15球、20球と打ったらドライビングレンジへ。右ひじの角度を矯正する練習器具を腕に装着し、弾道測定器「GCクワッド」とにらめっこしながら30ydから50ydの距離を5ydごとに打ち分ける。「それが終わったらGCクワッドをしまって…」。本格的なショット練習は、体と右腕の距離を丁寧に確認しながら行う。学生時代から生命線にしてきたチッピングは、イメージを大切にするため最近は行わず、最後にショートパットを確かめるのが一連の流れだ。
前週の「日本プロゴルフ選手権」で今季初の予選落ちを喫したが、今週も初日「66」と好調なスタート。首位の今平周吾に1打差の6アンダーで2位につける。2m前後のいやらしいパーパットを沈め続け、ノーボギーでホールアウト。「毎日同じことをやるようにして自分の基準ができたのか、『きょうは良い、悪い』とわかるようになったので安定してきたのかなと思います」と少しずつ自信を積み重ねている。
有資格者を除く上位3人が7月のメジャー最終戦「全英オープン」の出場権を得る大会。ことしの本戦会場は北アイルランドのロイヤルポートラッシュGC。浅地は前回当地で行われた2019年に出場した。日本勢でトップの成績(67位)を残したことだけでなく、セルヒオ・ガルシア(スペイン)と日本のマンガやアニメの話をした思い出も忘れられない。「(もう一度)行きたい気持ちはもちろんある。でも、あまりそこに集中しすぎないようにしている。最終日の最後のハーフで出られるところにいられたら」。“きのうと同じ”を気持ちでも貫く。(岡山県笠岡市/桂川洋一)