◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 初日(29日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇7461yd(パー72)◇曇り…

武藤俊憲は47歳に。ホストプロの一員としてベテランが好発進

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 初日(29日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇7461yd(パー72)◇曇り

日本ツアー7勝の武藤俊憲は、2021年の終わりに14年間守り続けてきたシードを失った。47歳になって迎えた今季は下部ACNツアーに3試合出場。長年契約を結ぶミズノの大会で初めてレギュラーツアーに登場し、いきなり6バーディ「66」をマークした表情には満足感が浮かぶ。

スコアを4つ伸ばして迎えた後半11番、パー5で決めたバーディパットは8mあった。若かりし頃ならばピンに寄らなかった3打目を嘆いたかもしれないが、今は違う。「昔みたいに『ピンの根元に落として』というゴルフは、やらないようにしようと。昔は全部(積極的に)行けたんですよ。でも今は行けない時の方が多くなってきて」。最近は安全策を優先させ、少なくなったチャンスを地道にものにするスタイルへの変化を受け入れている。

若い選手たちと争いたい

「本当にここ5年くらい、ゴルフが全く良くなかった。ただボールを打っているだけみたいな感じだった」。意識改革は老眼が始まったころから。クラブはやさしいものを選び、シャフトを硬くするチップ(先端)カットはやめて、体よりも道具に仕事をさせることにした。マネジメントの再構築もその一つ。「自分の中で、もう一度初めからやり直す意味で、コツコツやっている最中。やっとゴルフになってきた気がします」とうなずいた。

20回連続21回目の出場となった本大会と、JFE瀬戸内海GCには甘い記憶も苦い思い出もある。2012年に2位に入って全英切符を獲得。14年には初日のプレー中に、くぼみに足を取られて負傷し途中棄権した。

スイングは今も変わらず伸びやか

上位3人に付与される全英切符については「まだ早いよ。3日もある」と話題を一瞬、遠ざけたようで「あれはごほうび。もちろん行ければ行きたい」と素直に思う。「『行っていいよ』と言われるように、あと3日頑張ります」。ゴルフへの想いだけは昔とまったく変わらない。(岡山県笠岡市/桂川洋一)