日本代表を牽引するMF遠藤航が、2026年ワールドカップを超先取り展望した。所属するリヴァプールが5年ぶりのプレミアリ…

【写真・画像】「来年いるの?」リヴァプール遠藤航が注目の“去就問題”を独占激白「友達、家族、チームメイトとも話しますけど…」 1枚目

 日本代表を牽引するMF遠藤航が、2026年ワールドカップを超先取り展望した。所属するリヴァプールが5年ぶりのプレミアリーグ優勝を果たした直後、『ABEMA』が現地イングランドで遠藤に独占取材を敢行。かつて浦和レッズや日本代表で共に戦った槙野智章が、様々なテーマで本音を引き出した。

【映像】対戦国は? 遠藤航による「W杯仮想ドロー」

 遠藤がキャプテンを務める日本代表は今年3月、8大会連続8回目のW杯出場が決定。予選3試合を残しての本大会行き決定は日本史上初で、開催国のアメリカ、メキシコ、カナダを除く世界最速での予選突破となった。森保一監督や遠藤たち選手は「世界一を目指す」とあらゆる場面で口にするなど、すでに1年後を見据えた戦いが熱を帯びている。

 そんな状況もあり今回の独占インタビューでは、「仮想組み分け抽選会」も開催。現在の各大陸予選の順位、FIFAランキングから出場48か国を予想し、ポットごとに遠藤にドローを引いてもらったのだ(日本はポット2として想定)。

 まず気になるのが、やはり強豪国がひしめくポット1。アメリカ、メキシコ、カナダ、アルゼンチン、スペイン、フランス、イングランド、ブラジル、オランダ、ポルトガル、ベルギー、イタリアと予想された一覧を見て遠藤は、「単純にやりたいのは、前回王者アルゼンチン、あとはプレミアリーグでプレーしているのでイングランド」と語った。

 対して槙野が「前回のカタール大会はドイツ、スペインと戦いましたが、グループリーグから優勝候補と戦うというのは、選手としてはどうですか?」と聞くと、遠藤は「(ドイツ&スペインと同グループになって)僕はすごく嬉しかったんですよ。それがワールドカップじゃないですか。強豪を倒して上に進んでいくことに魅力を感じているし、せっかくやるんだったらやっぱり強い国とやりたい。前回大会からそう思っていたし、今回もそのスタンスは変わらないですかね」とすこぶる前向きだ。

「チームメイトのコナテと戦えたら嬉しい」

ポット1について語る遠藤と槙野

 そして、遠藤が仮想ドローのポット1で引いたのは、FIFAランキング3位のフランス。「めっちゃ強いじゃないですか。2大会連続で決勝に行ってますし(2018年が優勝、2022年が準優勝)。チームメイトのコナテがいますし、戦えたら嬉しいですね。前の方は、エンバペとかデンベレとかが脅威ですね」と反応した。

 しかし、仮にフランスと戦うことになっても遠藤は、「日本の良さは出せる」と断言。「フォア・ザ・チームの意識は日本のほうが高い。イライラさせるじゃないですけど、チームとしてしっかり我慢強く戦いながら、相手の隙を突けるか。そんな戦いになるイメージはできます」と冷静に分析した。

 その後も遠藤はポットごとに各国や選手の印象を語り、リヴァプールのチームメイトと日本代表について話したことなども告白。さらに史上初の3か国開催ゆえ移動やスケジュールの過酷についても槙野と語り合うなど、「W杯仮想組み分け抽選会」は最後まで話が尽きなかった。

 ちなみに、日本代表の6月シリーズ(5日にアウェーでオーストラリア戦、10日にホームでインドネシア戦)に向けては、多くの主力に休養が与えられたものの、遠藤はMF久保建英やGK鈴木彩艶ら並んで招集。森保監督からの信頼度、そしてチームでの希少価値は明らかだ。新戦力と復帰組が14人もいるフラッシュな陣容だけに、遠藤のパフォーマンスとリーダーシップはなおさら重要なものとなるだろう。

(ABEMA/サッカー日本代表)