水泳歴約20年になる三重県伊賀市上野桑町の伊達春江さん(81)が、マスターズ水泳の自由形で2年連続の大会新記録を打ち立…
水泳歴約20年になる三重県伊賀市上野桑町の伊達春江さん(81)が、マスターズ水泳の自由形で2年連続の大会新記録を打ち立てた。
鮮魚店を経営していた夫が亡くなった60歳ごろに水泳を始めた。最初は水に浮く練習から。現在、「ウエストスポーツクラブ佐那具」(佐那具町)にほぼ毎日通う。
日本スイミングクラブ協会に加盟する全国のフィットネスクラブやスイミングクラブが毎年1~2月、「マスターズ水泳通信記録会」を開き、全国の順位を競う。伊達さんは昨年、80~84歳対象の自由形800メートルを15分22秒66の大会新記録で優勝。今年は自由形1500メートルに初挑戦。29分53秒72で優勝し、5分以上も大会記録を縮めた。記録を「びっくり」と言いつつ、「普段通り、淡々と泳ぐだけ。コーチが応援してくれたので、最後は頑張れました」。
「年齢を感じません」とウエストスポーツクラブ佐那具のマネジャー、川端貴也さん(37)。「フォーム、リズム、速さの三拍子がそろっている。伊達さんを目標にしている人は多いです」
伊達さんは昨年、白内障の手術をしたが、身長148センチ、体重40キロを維持する。「次は自由形3000メートルに挑戦しようかな」(小西孝司)