【WWE】RAW(5月26日・日本時間27日/フロリダ・タンパ)【映像】衝撃の“瞬殺”劇 巨漢レスラーによる屈辱的な暴挙…

【WWE】RAW(5月26日・日本時間27日/フロリダ・タンパ)

【映像】衝撃の“瞬殺”劇 巨漢レスラーによる屈辱的な暴挙

 日本人スーパースターが、米マットで屈辱的敗戦。たった数十秒で“瞬殺タップアウト”の惨劇にファンは呆然。フィニッシュ後もキャメルクラッチを解かない怪物の暴走に試合を裁いたレフェリーはブチギレ。ファンからも「おいおい瞬殺だよ」「レフェリー止めてあげて」など悲痛な声が飛び交った。

  WWE「RAW」で、戸澤陽とルセフがシングルで対戦。これまでも体格の差をものともせず“巨漢ハンター”を相手にアップセットを演じてきた戸澤だが、この日は屈辱的な「瞬殺」敗戦に終わり、ファンからは失望の声が上がった。

 ブルガリア出身の獰猛なヒール、ルセフはWWE復帰後、戸澤が所属する“アルファ・アカデミー”をターゲットにしてきた。前回は相棒・オーティスがルセフの容赦ない攻撃に敗れただけでなく、試合が終わっても得意のフィニッシャー「アコレード(キャメルクラッチ)」を絶対に離さない暴挙に、温厚な戸澤が怒りの対戦要求をするひと幕もあった。

 ゴング前、Tシャツをビリビリと破り気合を見せた戸澤。ルセフの見切り発車のクローズラインをかわしてエルボーを叩き込むが、ルセフは子どもをあしらうように振り払う。戸澤もロープワークと持ち前のスピードを活かし、素早いストライク、トップロープからのミサイルキックで反撃するが、ルセフのクローズラインでド派手に一回転。

 ルセフは「ウォー!」と謎の雄叫びをあげ、巨漢に似合わず小走り、小ジャンプからのスーパーキック(マチカ・キック)を放つと、殺人技「アコレード」を炸裂させた。戸澤は粘る気ゼロ…抵抗する間もなく瞬殺タップアウトで試合終了。あまりの呆気なさにファンも「もーおわり?」「もう終わりか」「おいおい瞬殺だよ」と唖然。

 その後も恒例となった、キャメルクラッチをかけ続けバックチョークで相手を痛めつけるだけのパフォーマンスに、キン肉マン世代のファンからは「ラーメンになっちゃう…」などの悲痛な言葉が投げかけられた。

 試合が終わっても攻撃を続けるルセフに、試合を裁いた女性レフェリーのジェシカ・カーが「やめなさい!」と激怒。しかし今週も“絶対に離さないマン”全開のルセフ。戸澤の死を覚悟した遠い目をよそに、この日はシェイマスが駆けつけて救出。元ユニットの盟友ルセフと一触即発の場面に発展した。

 2人の新たな因縁ストーリーの踏み台になってしまい、1分にも満たないスカッシュマッチを演じた戸澤。試合後には自身のXで試合を振り返り、「オーティス…正直すまんかった。何も出来なかった…」と弔い合戦での失敗に悔しさを滲ませた。(ABEMA/WWE『RAW』)