28日、横綱昇進を決めた大の里(24)は茨城県阿見町の二所ノ関部屋で、「横綱の地位を汚さぬよう稽古に精進し、唯一無二の…
28日、横綱昇進を決めた大の里(24)は茨城県阿見町の二所ノ関部屋で、「横綱の地位を汚さぬよう稽古に精進し、唯一無二の横綱を目指します」と口上を述べた。
その後の記者会見での主な一問一答は次の通り。
――正式に決まって今の心境は。
本当にうれしいです。素直に。より一層これからが大事になってくると思うので、さらに身を引き締めて頑張りたいです。
――口上の「唯一無二」に込めた思いは。
やはりこの言葉しかないと思って。昨日の昼ぐらいに何がいいかなということを考えた結果、やはりこの言葉だろうと思って入れました。
――土俵入りの型は。
雲竜型にします。親方が雲竜型だったということで、憧れがあります。親方から指導してもらうのも楽しみです。
――いつ決めたのか。
この部屋に入った時から決めていました。
――所要13場所での横綱昇進について。
あっという間でした。記録的には速いですけど、一場所、一場所の経験がすごく身になりました。スピードというのはあまり意識していなかった。
こうやって一番上の横綱という番付に昇進することができてうれしいですけど、これからだと思っていますので、しっかりと頑張ることが大事だと思っています。
――2023年夏場所の初土俵の時には、横綱という地位はどう見えていたか。
横綱というのは、大相撲に入ったからには絶対にめざすべきものだと思っていました。そう簡単になれない番付。去年の5月場所で初優勝した時も想像もしていなかった。本当に想像を超える2年間を過ごすことができた。
――学生相撲出身では、同郷石川県出身の輪島以来。
一つの目標でもありました。学生出身横綱はこれまで輪島さんしかいないと常々耳にしてきた。番付的には並びましたけど、まだまだかなわないので、同じ石川県出身の先輩を超えられるように頑張っていきたい。(佐藤祐生)