WTAはジョハナ・コンタ(イギリス)が来週開幕する「クレムリン・カップ」出場を辞退したと発表した。これにより、カロリーヌ・ガルシア「フランス」がWTAファイナルの8番目、かつ最後の出場権を獲得することになった。コンタは今月の「香港オープン」…

WTAはジョハナ・コンタ(イギリス)が来週開幕する「クレムリン・カップ」出場を辞退したと発表した。これにより、カロリーヌ・ガルシア「フランス」がWTAファイナルの8番目、かつ最後の出場権を獲得することになった。

コンタは今月の「香港オープン」で左足を負傷退場してから、まだプレーができる状態ではないと判断した。

コンタは7月に「ウィンブルドン」で準決勝まで進出、自己最高の世界ランキング4位まで到達したが、ここ最近出場した5大会ではすべて1回戦で敗退しており、現在は世界ランキング10位まで下がっている。

一方、ガルシアは「チャイナ・オープン」と「武漢オープン」の大会で優勝しており、世界ランキングでコンタを追い抜いた。

コンタが「クレムリン・カップ」を辞退したことにより、ガルシアは、フランス人選手としては、2006年以来11年ぶりにシーズン最終戦の出場権を直接獲得したことになる。シーズン最終戦となる「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」は10月22日からシンガポールで開幕する。

他の出場予定選手は、新しく世界ランキング1位になったシモナ・ハレプ(ルーマニア)、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)の7人。

男子に先駆けて、女子のシーズン最終戦のメンバーが早くも決まった。ランキング争いが熾烈だった今年、シーズンを総括する「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」で誰が優勝するか注目が集まる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNP パリバ WTAファイナルズ・シンガポール」出場を決めたガルシア(チャイナ・オープン優勝時のもの)

(Photo by Stringer/Anadolu Agency/Getty Images)