ローソンはチームのタスクをしっかりとこなしてハジャーをアシストした(C)Getty Images 今季、開幕から不振が続…

ローソンはチームのタスクをしっかりとこなしてハジャーをアシストした(C)Getty Images

 今季、開幕から不振が続いていたレーシングブルズのリアム・ローソンが、ついに初ポイントを手にした。現地時間5月25日のモナコGP決勝で9番グリッドからスタートし、8位入賞というリザルトを残している。また、この日の走りは、チームメイトのアイザック・ハジャーのサポートとして役割も果たしており、そのパフォーマンスはレース終了後も大きくクローズアップされている。

【動画】後方からガスリーが追突 角田が「バカなのか」とキレた場面をチェック

 レーシングブルズはこのモナコで、5番グリッドからスタートのハジャーをスムーズに走らせることを目的として、ローソンが後方集団を抑える戦略を遂行。ローソンは混乱なくスタートすると、序盤より極端に遅いペースで走行を続け、後方のマシンに対しての“フタ”となり周回を重ねていった。これにより、今回各チームに義務づけられていた2度のタイヤ交換も行いながら、ハジャーはポジションを大きく落とすことなくレースを展開し、最終的に6位でフィニッシュ。ローソンも終始、ポイント圏内で走り続け、今季初のトップ10入りとなった。

 追い抜きが困難であるモナコならではの作戦を見事に成功させるとともに、シーズン初ポイントも獲得したローソン。今回のパフォーマンスは母国ニュージーランドでも報じられており、ニュースサイト『STUFF』では、「リアム・ローソン、F1キャリア最高位フィニッシュをモナコGPで達成」と銘打ったトピックを配信した。

 同メディアはその中で、「レース序盤に意図的にスローペースで走り、後続の車列を抑え込むことで、レーシングブルズのチームメイト、アイザック・ハジャーに自身のF1キャリア最高順位をもたらす手助けをした」として、ローソンの貢献度を強調している。

 また、日本GP直前で角田裕毅と入れ替わる形でレッドブルからレーシングブルズへの“降格”となった経緯にも触れ、「このドライバー交代はローソンにとって今季最大の挫折だったが、今回ついにポイントを獲得し、安堵したことだろう。レッドブル系ジュニアチームに戻ってから6戦目にしてようやくのポイントだった」と称賛。

 トピックでは、レース後にローソンが語ったコメントも掲載。「なかなか計画通りに事が進むことはないけど、今日は完璧に実行できた。素晴らしかった」と今回の結果についての喜びの言葉が紹介されている。

 チームの指示をこなした堅実な働きに賛辞が送られているローソン。次戦のスペインGPでも、連続ポイントゲットはもちろん、より上位での走りにも期待が懸かる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「あいつはバカなの?」――憤りが続いたモナコGP 無線でガスリーに怒った角田裕毅が漏らしたレッドブルへの“不満”

【関連記事】「お願いだ。マックスを先に行かせてくれ」――“エース優遇”に苛立ちか Q2敗退の角田裕毅の憤りを生んだ「無線」とは?

【関連記事】Q2敗退の角田裕毅に生じた「不公平」の背景 レッドブルがフェルスタッペンを優先するしかなかった“事情”とは?