11月に日本で初めて開催される、聴覚に障害があるアスリートの国際大会「デフリンピック」への出場内定を受け、仙台大学(宮…
11月に日本で初めて開催される、聴覚に障害があるアスリートの国際大会「デフリンピック」への出場内定を受け、仙台大学(宮城県柴田町)の陸上競技選手5人が26日、理事長らに内定の報告をした。男子100メートルで2連覇をねらう佐々木琢磨選手(31)は「世界新記録をめざす」と手話で決意を伝えた。
デフリンピックは11月15日に開幕し、70~80カ国の選手が21競技で競う。仙台大では職員の佐々木選手のほか、長谷川翔大選手(4年)、村田悠祐選手(3年)、小原奏楽選手(3年)、生井沢彩瑛選手(1年)が日本デフ陸上競技協会から内定を受けた。
佐々木選手は前回の男子100メートルで日本勢初の金メダル。佐々木選手に憧れ入部するデフ陸上の選手も増えているという。「後輩たちと活躍して、デフリンピックやデフの選手たちについて知ってもらいたい」と話した。(阿部育子)