大相撲の横綱審議委員会(大島理森委員長=元衆議院議長)は26日、全9人の委員が出席し、東京・国技館で開かれた。日本相撲…

 大相撲の横綱審議委員会(大島理森委員長=元衆議院議長)は26日、全9人の委員が出席し、東京・国技館で開かれた。日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)から諮問された大関大の里(24)=本名・中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=の横綱昇進について、全会一致で「推薦」の答申を出した。

 28日に開かれる協会の臨時理事会と番付編成会議を経て、75代横綱が正式に生まれる。

 大の里は3月の春場所で12勝3敗を挙げて賜杯(しはい)を獲得。綱とりがかかったこの夏場所は初日から14連勝と強さを発揮し、2場所連続となる4度目の優勝を遂げた。大島委員長は「泰然とした相撲と、圧力・前進の相撲。プレッシャーの中で堂々と戦い抜いた」と評価した。大の里は2024年に能登半島地震が発生した石川県の出身。大島委員長は「『被災者に喜ばれるような相撲を取りたい』という意思を示していました。若い人たちや相撲ファン、スポーツファンに希望を与えたのではないかと考えられます」と加えた。

 21年11月の九州場所から続いた「一人横綱」。来場所からは、豊昇龍と大の里の文字が東西の番付最上位に並ぶことが事実上決まり、鹿島茂委員は「ライバルがいないと面白くないからね。両横綱が頑張って、千秋楽全勝対決に期待しています」とコメント。「大豊時代」の幕開けに期待を寄せた。(大宮慎次朗)