マリア・シャラポワ(ロシア)は「天津オープン」の準々決勝進出をかけた試合に挑み、マグダ・リネッテ(ポーランド)を7-5、6-3で破った。シャラポワは今年3回目の準々決勝進出を目指していたが、リネッテ相手に苦しい戦いを強いられた。5度に及ぶブ…

マリア・シャラポワ(ロシア)は「天津オープン」の準々決勝進出をかけた試合に挑み、マグダ・リネッテ(ポーランド)を7-5、6-3で破った。

シャラポワは今年3回目の準々決勝進出を目指していたが、リネッテ相手に苦しい戦いを強いられた。5度に及ぶブレークポイントを死守し、なんとか4-3で優勢を維持。第12ゲームのブレークが最大の決め手となり、終盤ではリネッテのサーブを跳ね返して、7-5で第1セットを奪取した。

2回目のサービスゲームは落としたものの、グランドスラム5回優勝のシャラポワにとって第2セットは順調だった。相手のサービスゲームを2度ブレーク。一方、世界ランク71位のリネッテも粘り強く、自身のサーブで1回、加えてシャラポワのサーブで2回、マッチポイントを切り抜けた。だが、リネッテの防戦は長くは続かず、シャラポワは次のラウンドへの切符を手にした。

試合後にシャラポワは「第1セットはお互いに上手くサービスゲームをキープしました。リターンゲームでミスをし過ぎてしまい苦しい試合展開になりましたが、第2セットのはじめにブレークした後は、理想的な攻めの試合運びができて、自分自身の勢いを感じました。」と語ったとWTA公式サイトが報じている。

シャラポワは元世界ランキング1位の女王だが、ドーピング違反による1年3か月間の出場停止を受けていたため、現在の世界ランキングは86位。これから彼女がどこまで上位に返り咲くか注目だ。(テニスデイリー編集部)※写真は「天津オープン」で準々決勝へ進出したシャラポワ(チャイナ・オープンのときのもの)

(Photo by Zhe Ji/Getty Images)