第77回春季東北地区高校野球福島県大会最終日は25日、会津若松市のあいづ球場で決勝と3位決定戦があった。決勝は聖光学院…
第77回春季東北地区高校野球福島県大会最終日は25日、会津若松市のあいづ球場で決勝と3位決定戦があった。決勝は聖光学院が学法石川を打撃で圧倒、5連覇を飾った。3位決定戦は田村が光南に逆転勝ちした。決勝を戦った2校は6月10日に始まる東北地区大会へ出場する。
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「ピンチの後にチャンス有り」だった。
聖光学院は二回、先発の松本叶我投手が1死後に3連打を許す。長打が出れば逆転される場面。ここで仁平大智捕手は「直球を生かすためにも変化球のサインを出した」。カットボールで三振を奪うと、続く打者にはチェンジアップでタイミングを狂わせピンチをしのいだ。
その直後、一番坂元壱選手が中前安打を放つ。続く猪俣陽向選手はセーフティーバントを失敗し2ストライクとなると、ベンチからはヒットエンドランのサイン。「追加点は意識していた」という猪俣選手は直球を「とらえた感覚はあった」と右中間への三塁打。
さらに4番の竹内啓汰選手も直球を打ち返し右越え二塁打とし、一気に流れを呼び戻した。「ストライクが来たら打とうと思っていた。あっ来た、と思ったら体が動いた」と笑う。
四回には2四球に竹内選手の2打席連続二塁打などで3点。五回にも内野安打や三塁打など長短打で加点し中盤までで学法石川を圧倒した。
春季県大会5連覇で東北地区大会に乗り込む。主将でもある仁平捕手は「1試合1試合無駄にしてはいけない。自分たちのスタイルを貫きたい」と夏へ向けて、前段階となる大会への決意を語った。(荒川公治)