阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で5月5日にあった高校軟式野球の「春の交流試合」に、大阪府内から河南の南大和選手(3年)…
阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で5月5日にあった高校軟式野球の「春の交流試合」に、大阪府内から河南の南大和選手(3年)と興国の坂口卓弥選手(3年)が出場した。高校野球の聖地ではつらつとしたプレーを見せた2人は、新たな目標に向かって走り始めた。
試合は全国各地から選ばれた高校軟式野球の選手が東西に分かれ、対抗戦形式で行われた。2人は西日本選抜に所属し、南選手は6番捕手、坂口選手は9番二塁手として先発出場した。
南選手は一回の守りで三塁への盗塁を許し、2死三塁のピンチを迎えた。「初めての甲子園で緊張し、肩が思うように回らなかった」。しかし、マウンドの氏原奏達投手(愛知・東邦)をうまくリード。無失点で切り抜けると、先頭打者として迎えた二回の打席でライト前ヒットを放った。「追い込まれたら打てないと思い、初球を狙っていったのがよかった」と笑顔を見せた。
南選手は三回まで出場し、相手に得点を与えず切り抜けた。「あれ以上の緊張はもうないと思うので、これからはどんな時でも落ち着いてできる。夏は全国優勝を狙いたい」
坂口選手は五回まで出場。2度の打席でヒットは放てなかったものの、他の野手に守備位置を指示したり、マウンドの投手に声を掛けて励ましたりして「司令塔」を担った。「興国でやってきたことは正しかったと自信になった」と振り返り、「甲子園はオーラがあった。スタンドの応援に勇気づけられ、選手全員が輝いて見えた」と話した。
興国は春の近畿大会府予選準決勝で敗れ、本大会出場を逃したが、勝負は夏の大会。「甲子園でも一番大事なのは全力疾走、全力プレーだった。夏は興国のメンバーと一緒に全国優勝したい」と語った。(渋谷正章)