春季東北地区高校野球山形県大会の準決勝が24日、米沢市営野球場であり、酒田南と山形中央が決勝に勝ち上がった。25日に決…

 春季東北地区高校野球山形県大会の準決勝が24日、米沢市営野球場であり、酒田南と山形中央が決勝に勝ち上がった。25日に決勝と3位決定戦が同球場である。両校は6月に山形県である東北地区大会に出場する。

 酒田南は羽黒との打撃戦を制し、11―10で競り勝った。3点を追う八回、田辺の2点適時打など打者一巡の6得点で逆転した。

 山形中央は東北文教大山形城北を5―2で退けた。先発のエース小坂が安定した制球で七回まで無安打に抑え、試合を優位に進めた。

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■読み的中、反撃の一打 羽黒・芭蕉輝人選手

 羽黒の芭蕉輝人(らいと)選手(3年)が、背番号「20」の意地を見せた。準決勝の酒田南戦で先発メンバーの2番打者を任され、期待にこたえた。

 0―5で迎えた三回1死一、三塁。相手エースのチェンジアップに態勢を崩され、打ち損じてファウルに。ここで考えた。「また同じ球で仕留めにくる」。読みが当たり、緩い変化球を左前に適時安打して1点目をもぎ取った。

 磨いてきた鋭いスイングを生かした一打で味方打線がめざめ、いったんは8―5と逆転に成功した。「チームのために、つなぐ打撃を意識しました。練習の成果が出たと思います」

 昨秋の背番号は「8」。しかし、レギュラー争いが激しく、この春はベンチ入りできる最後の数字になった。それでも「特に意識はしていません。試合に出ているときに、番号は関係ないです」ときっぱり言った。

 試合は惜敗したが、東北地区大会への出場はあきらめていない。3位決定戦に向けて「状況に応じた打撃で、チームに貢献したい」と巻き返しを誓った。(渡部耕平)