<大相撲五月場所>◇十四日目◇24日◇東京・両国国技館【映像】はじめて見た…大相撲で発生確率0.02%の珍結末 小結・高…
<大相撲五月場所>◇十四日目◇24日◇東京・両国国技館
小結・高安(田子ノ浦)と前頭五枚目・千代翔馬(九重)の取組終わりには、“決まり手ではない勝負結果”が場内アナウンスされた。日本相撲協会のホームページによると発生確率0.02%の珍事…元NHK大相撲中継の実況でお馴染みの藤井康生アナウンサーからの詳しい説明を受け、視聴者が「初めて見た」と驚きの声を上げる一幕があった。
立ち合い、右に変化した千代翔馬。しかし高安が冷静に対処し落ち着いた相撲を取ると、千代翔馬は後退りしてしまい左足が土俵の外に出てしまった。高安は5勝目、千代翔馬は10敗目を喫した。
この取組を受け、ABEMAの実況席に座った藤井アナは「(千代翔馬の)足が出てしまいました。これは踏み出しという決まり手ではない勝負結果です。自分から足を踏み出してしまい、高安が特に技を仕掛けたわけではありません」と説明した。
その上で「ただいまの一番は千代翔馬に踏み出しがありましたため、高安の勝ちです」と場内アナウンスがあると、藤井アナは「やはり高安がほとんど何もしてない中で、千代翔馬は自ら足を出してしまったので、踏み出しという勝負結果になりました。相撲には82の決まり手以外に5つの勝負結果があります。昔からあったのは勇み足・腰砕けですが、平成13年に3つ増えてつき手・つきひざ・踏み出しがあります。幕内ではなんと平成26年名古屋場所の7日目、稀勢の里と嘉風の一番で嘉風が踏み出しで負けた以来となります」と話した。
この藤井アナの知識解説を受け、視聴者は「初めて見た」「そんなのあるんだ」「さすが藤井さん詳しい」「勉強になった」などの声を寄せていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)