昨年のワールドカップでは唯一負けた相手。ジャパンはリベンジを誓う。(撮影/早浪章弘) あざみの花を胸に付けた男たちは強力なスコッドでやって来る。 27人のスコッドの合計キャップ数は731(ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの…

昨年のワールドカップでは唯一負けた相手。ジャパンはリベンジを誓う。
(撮影/早浪章弘)


 あざみの花を胸に付けた男たちは強力なスコッドでやって来る。
 27人のスコッドの合計キャップ数は731(ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのキャップを持つ2人の2キャップを含む)。24人が2016年のシックスネーションズに出場した選手たちだ。6月に日本代表と対戦するスコットランド代表が5月9日に発表された。

 昨年のワールドカップで日本代表が唯一敗れた(10-45)相手は、ふたたび桜のジャージーをひねり潰すつもりでやって来る。2015年9月23日にグロスターでジャパンと対峙した先発メンバーがスコッドに11人(FW 7人、BK 4人)。途中出場メンバーも5人いる。ヴァーン・コッター監督は2試合のツアーに少数精鋭のメンバーで挑み、2019年のワールドカップのプール分けに影響を及ぼすワールドランキングで上位に浮上したい考えだ。
 同代表は今季のシックスネーションズで2勝、4位に終わったが、3敗のうち2試合は6点差の敗戦と秘めた力を示した。

 アラスデア・ディッキンソン、ロス・フォード、WPネルの3人は、今季のシックスネーションズの全5試合に揃ってフロントローを組んだ強力布陣。LOにはリッチー、ジョニーのグレイ兄弟がいる。ジョン・バークレイ、ジョン・ハーディーの両FLも、今季シックスネーションズで全試合先発したコンビ。
 BKでは、今季のシックスネーションズで大会の最優秀選手に選ばれたFBスチュアート・ホッグに注目だ。スピードもキレもあり強気。脅威の存在となるだろう。主将を務め、昨年のワールドカップでもジャパンを苦しめたSHグレイグ・レイドローの存在も大きい.抜群のリーダーシップと高いキック力を持つ。

 試合は第1テストが6月18日に豊田スタジアム(愛知)でおこなわれ、第2テストは6月25日に味の素スタジアム(東京)にて。迎え撃つ日本代表のスコッドは5月10日に発表される。

■スコットランド代表来日予定メンバー
【PR】アラスデア・ディッキンソン◎、WP・ネル◎、モリー・ロー、ロリー・サザランド
【HO】ロス・フォード◎、スチュアート・マキナリー、フレーザー・ブラウン○
【LO】ジョニー・グレイ◎、リッチー・グレイ○、ティム・スウィンソン
【BACK LOW】ジョン・バークレイ、デイヴィッド・デントン◎、ジョン・ハーディー◎、ジョシュ・ストラウス○、ライアン・ウィルソン◎

【SH】グレイグ・レイドロー◎、ヘンリー・ビアゴス
【SO】フィン・ラッセル◎、ルアリー・ジャクソン
【CTB】アレックス・ダンバー、ピーター・ホーン○、ダンカン・テイラー
【WTB】ダミアン・ホイランド、ショーン・マイトランド○、トミー・シーモア◎、ティム・ヴィサー
【FB】スチュアート・ホッグ◎

※名前のうしろの◎はRWC2015日本戦での先発。○は途中出場