4月に香港で行われた競馬のGIレースで故障し、安楽死となった3冠牝馬(ひんば)リバティアイランド(5歳)の遺骨が日本に…
4月に香港で行われた競馬のGIレースで故障し、安楽死となった3冠牝馬(ひんば)リバティアイランド(5歳)の遺骨が日本に戻ってきた。過去には検疫の関係で帰国が出来なかった例もあり、生産牧場はふるさとの北海道に墓碑を建て、ファンや関係者が弔える場所を作ろうと考えている。
リバティアイランドは2023年に3歳牝馬限定の桜花賞▽オークス▽秋華賞という国内三つのGIレースを制し、史上7頭目の「牝馬3冠」を達成した。デビューから出走した12戦全てで手綱を握った川田将雅(ゆうが)騎手からは「お嬢さん」と呼ばれ、その愛称でファンにも親しまれた。
しかし、4月27日、香港競馬のクイーンエリザベス2世カップで、最後の直線を走っている最中に競走を中止。左前肢に故障が発生し、その後、予後不良と診断されて安楽死の処置を受けた。3冠牝馬がレース中に故障し、命を落とすのは初めての出来事だった。