◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 3日目(24日)◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642yd(パー…

初優勝をかけて首位に4打差で最終日に入る仲村果乃

◇国内女子◇ブリヂストンレディスオープン 3日目(24日)◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642yd(パー72)◇曇り(観衆3303人)

伸ばし合いとなったムービングデーを終えて、23歳の仲村果乃がプロ3年目での初優勝に望みをつないだ。4打差5位からボギーなしの5バーディでプレーし、連日の「67」をマーク。首位に並ぶ佐久間朱莉荒木優奈と4打差のまま、4位に浮上して最終日に入る。

「ショットが安定していた」という前半アウトに3バーディを重ね、マッチレースの様相を呈した佐久間と荒木に追いすがる。5番では154ydからピンそば50cmに絡めてバーディ先行。6番(パー5)、8番と6mを流しこんだ。

それでも、リーダーボードを確認するたびに、1組後ろを回る最終組の2人が競うようにスコアを伸ばしていく。「私もがんばろう」と自らを鼓舞した。14番で再び6mを沈めると、16番(パー5)でも伸ばし、離されまいと必死にホールを進めた。

ボールはブリヂストンと使用契約を結ぶ

3週前の「パナソニックオープンレディース」では首位タイで迎えた最終日に「72」と伸ばせず、優勝した菅沼菜々に3打届かずの3位タイ。自己ベストの順位で終えた一方で、勝ちきれずにチャンスを逃した一戦でもある。「緊張感のある中で、今日と同じようにプレーできたらいいと思う」と惜敗した反省を生かしたい。

昨年からミズノとブランドアンバダサー契約を結ぶ仲村だが、ボールは本大会の冠スポンサーであるブリヂストンとボール契約を結んでいる。ちょっぴり複雑な立場ではあるが、「恩返しの気持ちで」最終日のスタートホールに立つ。(愛知県豊田市/塚田達也)