プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの浅村栄斗(ひでと)内野手(34)が24日、日本ハムとの10回戦(楽天モバイルパ…
プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの浅村栄斗(ひでと)内野手(34)が24日、日本ハムとの10回戦(楽天モバイルパーク宮城)で通算2千安打を達成した。2023年8月26日の中日・大島洋平外野手以来で、史上56人目。平成生まれでは初の到達で、34歳6カ月での達成は史上7番目の若さ。
プロ17年目の今季は偉業まで、あと36本で開幕。今月20日の西武戦で不振のため出場せず、歴代4位、パ・リーグ1位の連続試合出場が1346でストップした。2千安打まで残り1本で迎えたこの日は一回に山崎福也投手から右前適時打を放って決めた。楽天在籍時の大台到達は15年7月28日の松井稼頭央さん以来、2人目。初安打はプロ2年目、西武時代の10年3月31日のソフトバンク戦(西武ドーム)で岩崎(現中日)から。
浅村選手は球団を通じて「2千安打を達成できたこと、とてもうれしく思います。この世界に入った時には、2千安打に到達することができるとは思ってもいませんでした。苦しい時期やうまくいかないこともたくさんありましたが、ここまでやってくることができたのは監督やコーチ、周りの人たちの支え、そしてなによりも妻と子どもの支えがあったからこそです。節目の1本を打つことができましたが、シーズンはまだまだ続きます。これからも1本1本ヒットを積み重ねて、優勝を目指して頑張っていきます」とコメントした。
あさむら・ひでと 1990年11月12日生まれ。大阪府出身。大阪桐蔭高3年の時、夏の甲子園で全国優勝に貢献。2008年秋のドラフト3位で西武に入団。プロ3年目から1軍に定着し、18年オフに楽天に移籍した。13、18年に打点王、20、23年に本塁打王のタイトルを獲得。平成生まれでは1千安打、1500安打に続き、2千安打も一番乗り。パ・リーグ1位、歴代4位の連続試合出場は今月20日の試合で出場せず、1346で止まった。
■通算2千安打の年少記録
名前(球団) 年齢 達成年
(1)榎本喜八(京) 31歳7カ月 1968
(2)坂本勇人(巨) 31歳10カ月 2020
(3)張本 勲(東) 32歳2カ月 1972
(4)土井正博(ク) 33歳6カ月 1977
(5)立浪和義(中) 33歳10カ月 2003
(6)王 貞治(巨) 34歳2カ月 1974
(7)浅村栄斗(楽) 34歳6カ月 2025
(8)長嶋茂雄(巨) 35歳3カ月 1971
(9)野村克也(南) 35歳3カ月 1970
(10)山内一弘(神) 35歳5カ月 1967
(NPB球団のみ。球団は達成時。京は東京、東は東映、クはクラウン、南は南海)