今回のtotoはJ1第18節の10試合と、J2第17節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。■スコルジャ監督「頭フル回転」も… 記事前半では、ミッドウィークにリーグ戦を戦いながら、上位争いを続け…

 今回のtotoはJ1第18節の10試合と、J2第17節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

■スコルジャ監督「頭フル回転」も…

 記事前半では、ミッドウィークにリーグ戦を戦いながら、上位争いを続けるヴィッセル神戸川崎フロンターレの今節を予想した。続いては、同様に21日にリーグ戦を戦った浦和レッズの今週末の戦いに目を向ける。

 toto公式サイトでの投票率を見ると、浦和の勝利を予想する声が過半数に上る。相手は降格圏に沈む名古屋グランパスではあるが、そう簡単に勝つことができるだろうか。

 まずは、名古屋を軽んじないことだ。ここ3試合は勝てていないが、第14節以降は4試合負けなしである。しかも4試合で計2失点と、守備が安定してきているのだ。

 対して浦和は、取れなかった2点目が取れるようになってきた。一方で、ここ2試合は複数失点。4戦連続で完封を逃している。

 さらに浦和は、クラブ・ワールドカップ出場のために、この試合を終えても連戦が途切れない。クラブW杯での戦いも見据えながら、マチェイ・スコルジャ監督は頭をフル回転させ続けているはずだ。

 このカードは浦和が36勝10分32敗とわずかに勝ち越しているが、ほぼ互角の星である。苦しみながらのやり繰りが透けて見える浦和と、降格圏から地道に浮上の道を探る名古屋の対戦は、勝点を分け合うことになるだろう。

■他の下位チームとの「違い」

 今節は他にも、totoの投票率で偏りがあるカードが多い。そのひとつが、17位横浜FCと2位柏レイソルの対戦だ。

 順位の差を見れば、6割超が柏の勝利を予想するのも当然かもしれない。だが、それこそが落とし穴だ。

 両チームの対戦で、勝ち越しているのは横浜FCだ。7勝5分6敗とわずかな差ながら、両クラブの歴史を比較すれば、勝ち越しているのは驚きと言ってもいいほどだ。

 今季ここまでのJ1で9勝を挙げている柏だが、ドローも6試合と勝ち切れないことも多い。しかもその中には、東京ヴェルディアルビレックス新潟と、下位で奮闘するチームとのゲームも含まれている。

 降格圏と勝点1差しかない横浜FCだが、他の下位チームと比べて失点数がかなり少ないことが目を引く。これまでの相性と柏の戦いぶりを考えれば、ドロー決着に終わる可能性は十分にある。

 同様の図式が当てはまるのが、3位京都サンガF.C.と15位東京ヴェルディの対戦だ。

 消化試合数は京都のほうが1試合多いのだが、失点数は東京Vのほうが「4」も少ない。今回顔を合わせる東京Vのホームでは、過去どちらから見ても9勝4分9敗と五分である。

しかも昨季は2試合ともドローとなれば、3試合連続の引き分けを予想したくなる。柏とともに、東京Vが上位を足止めすることになるだろう。

 今回のtotoの購入締切は5月24日で、ネット決済による公式サイトでの販売は14時50分(コンビニ決済は13時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

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