「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の3回戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)は12日、ファビオ・フォニーニ(イタリア)と3回戦で対戦し、優位を譲らないまま試合を進め勝利を手にした。6-3、6…

「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の3回戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)は12日、ファビオ・フォニーニ(イタリア)と3回戦で対戦し、優位を譲らないまま試合を進め勝利を手にした。6-3、6-1の2-0、試合時間は1時間2分だった。

ナダルは現在、世界ランキング1位にとどまっている一方で、フォニーニは28位。数字の上で大きく離れた二人の対戦となり、両者の対戦成績は、ナダルの9勝3敗と大きく勝ち越している。輝かしい戦績を残してきたナダルに対してフォニーニがどう対抗するかもみどころだった。◇   ◇   ◇

ナダルは開始直後から試合の主導権を握った。自身のサービスゲームとなる第1ゲームを静かにキープすると、2ゲーム目でいきなりブレイク。最高のスタートをきった。

ナダルは1セット目はそのまま、優位を明け渡さず、この1ブレイクを守りきった。要所で見せる得意球の高く跳ねるスピン、相手を押し込むフラット系のストロークで、優勢を終始維持した格好だ。

第2セットに入っても、両者の均衡は変わらず。ナダルが第1ゲームで、フォニーニのサービスをブレイクして勢いに乗る。フォニーニに2ブレイクポイントを握られるなど、押し戻されそうな場面もあったものの、結局は6-1と1ゲームしか与えない形でナダルが第2セットも寄り切った。

ナダルは次戦となる準々決勝で、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。番付どおりであればナダルはゆるぎない優勢を保つものの、さらに戦績を伸ばせるか、注目が集まりそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「上海ロレックス・マスターズ」シングルス3回戦でフォアハンドを放つしたナダル

(Photo by Yifan Ding/Getty Images)