2025年春季の近畿地区高校野球大会(奈良)は24日に開幕を迎える。8チームによるトーナメントで、25日にかけて1回戦を行い、決勝は6月1日に予定されている。 初戦の対戦カードは以下の通り。★24日智弁和歌山(和歌山)-天理(奈良1位)奈良…

2025年春季の近畿地区高校野球大会(奈良)は24日に開幕を迎える。8チームによるトーナメントで、25日にかけて1回戦を行い、決勝は6月1日に予定されている。

 初戦の対戦カードは以下の通り。

★24日
智弁和歌山(和歌山)-天理(奈良1位)
奈良(奈良3位)-滋賀学園(滋賀)
★25日
奈良大付(奈良2位)-京都共栄(京都)
大阪桐蔭(大阪)-東洋大姫路(兵庫)

  「開幕戦」となった強豪同士の対決は、意外にも2010年秋季近畿大会の準決勝以来となる。その時は天理が6対5で9回サヨナラ勝ちを収めた。天理はその後、決勝で履正社(大阪)を破って優勝を果たしている。約15年ぶりの対戦に注目したい。

 1回戦屈指の好カードとなった大阪桐蔭-東洋大姫路。こちらは過去、2021年秋季近畿大会の準々決勝で対戦。大阪桐蔭が5対0で勝利した。2012年春も大阪桐蔭が勝利するなど、近年では大阪桐蔭が結果を残しているが、昨年秋の近畿王者の意地にも期待したい。

 今大会は2人の「ノーヒッター」にも注目。京都共栄の小林 海翔投手(3年)は準々決勝の京都工学院戦でノーヒットノーランを記録した。天理の橋本 桜佑投手(2年)は、決勝の奈良大付戦でノーヒットノーラン達成の快投を演じた。

 奈良決勝でノーヒットノーランを許した奈良大付としては、近畿大会初戦で「京都のノーヒッター」との対戦となるかもしれない。屈辱を晴らすためにも初戦に全力を尽くしたいところだ。