ポルトガルで開催されたWRC(世界ラリー選手権)第5戦に、新鋭マルティンシュ・セスクスがスポット参戦した。WRC関係者やファンから期待を一身に集めていた新鋭は、競技2日目(16日)に大きなアクシデントに遭遇してしまう。【映像】車載カメラが…
ポルトガルで開催されたWRC(世界ラリー選手権)第5戦に、新鋭マルティンシュ・セスクスがスポット参戦した。WRC関係者やファンから期待を一身に集めていた新鋭は、競技2日目(16日)に大きなアクシデントに遭遇してしまう。
2024年にデビュー戦のラリー・ポーランドで速さを見せたセスクスは、今季Mスポーツ・フォードチームから6戦にスポット参戦することになっている。今大会では、シェイクダウンで全マシン中最速タイムを出すと、初日をフォード勢トップで終えて、早くも周囲の期待に応えていた。
しかし競技2日目デイ2のオープングステージとなるSS2で、ラトビア出身の25歳は不運に見舞われる。彼の操るフォード・プーマ・ラリー1は、スタートから3.8kmほどの左コーナーでグリップを失い、リアを滑らせて右の植え込みに激しく衝突!
その衝撃は大きく、マシンは宙に浮き危うく横転しそうになったが、なんとか4輪で着地した。結果としてコース上に残ることができたが、左フロントタイヤはパンクしており、3分ほどタイムをロスすることとなった。
WRCの公式Xでも同シーンの動画が取り上げられ、現地実況は「彼はとても幸運だった」とコメント。Xには「セスクスにとって大きな分岐点だった」と、朝一番のステージでリタイアせずに済んだ幸運を讃えている。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)