「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第4シードのマリン・チリッチ(クロアチア)とスティーブ・ジョンソン(アメリカ)が対戦。チリッチが7-6(1)、6-4で勝利し、ベス…

「上海ロレックス・マスターズ」(10月8日~10月15日/中国・上海/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第4シードのマリン・チリッチ(クロアチア)とスティーブ・ジョンソン(アメリカ)が対戦。チリッチが7-6(1)、6-4で勝利し、ベスト8進出を決めた。試合時間は1時間27分。

両者の過去の対戦成績はチリッチの3勝0敗。直近では今年の「ウィンブルドン」でチリッチがストレートで勝利していた。チリッチは先週の「楽天ジャパンオープン」の準決勝でアドリアン・マナリノ(フランス)にサービスゲームを5ゲーム連続でブレークされ逆転負けを喫したが、この大会の初戦ではカイル・エドマンド(イギリス)にストレートで順当に勝利していた。チリッチは「ATPファイナルズ」の出場権がかかる年間レースランキングで6位につけており、もしこの大会で優勝すれば、出場が確実なものとなる。◇   ◇   ◇第1セットはどちらも順調にキープ。ビッグサーバーのチリッチはファーストサーブの入りが悪いものの、セカンドサーブを有効に使う。両者チャンスをつかめないまま第1セットはタイブレークへ。サーブはチリッチから始まり、これを順当にキープすると、続くジョンソンの2つのサーブを続けざまにミニブレーク。その後もチリッチはサーブをキープし波に乗ると、7-6(1)で第1セットをものにした。続く第2セットでは第3ゲームでチリッチにようやくブレークのチャンスが。ジョンソンはバランスを崩しながら食らいつくも、チリッチが揺さぶりついにブレークをものにする。第6ゲームでは逆にジョンソンにチャンスが訪れる。しかしチリッチは冷静にポイントを取りブレークを許さない。ジョンソンは声をあげ苛立ちが隠せなかった。最後はチリッチがサービングフォーザマッチをラブゲームで制し、ベスト8を決めた。この試合でのブレークはチリッチの1度のみ。チャンスも1度ずつで、少ないチャンスをものにしたチリッチが接戦を制した。勝利したチリッチはアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)とヤン レナード・ストルフ(ドイツ)の勝者とベスト4をかけて対戦する。(テニスデイリー編集部)※写真は「上海ロレックス・マスターズ」でベスト8に進出したチリッチ

(Photo by Yifan Ding/Getty Images)