【スーパーフォーミュラ】第5戦(決勝・5月18日/オートポリス)【映像】猛追も突如単独スピンの瞬間 オートポリスの名物『さよりんブリッジ』手前で、福住仁嶺がまさかの単独スピン──。元F1ドライバーの小林可夢偉をオーバーテイクし、勢いに乗って…

【スーパーフォーミュラ】第5戦(決勝・5月18日/オートポリス)

【映像】猛追も突如単独スピンの瞬間

 オートポリスの名物『さよりんブリッジ』手前で、福住仁嶺がまさかの単独スピン──。元F1ドライバーの小林可夢偉をオーバーテイクし、勢いに乗っていた中での珍しいミスに、ファンからは驚きの声が上がった。

 この日、4番グリッドからスタートした福住仁嶺(#8 Kids com Team KCMG)は、9周目に上位勢の中では早めのピットインを敢行し、アンダーカット作戦に打って出た。そして12周目、タイヤが温まり始めたタイミングで、小林可夢偉(#7 Kids com Team KCMG)をOTS(オーバーテイクシステム)を駆使してオーバーテイク。さらに、ピットイン組のトップを走る牧野任祐(#5 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)にも照準を合わせ、順調に距離を詰めていった。

 しかし14周目、『さよりんブリッジ』手前の連続コーナー50Rで突如マシンのリアが滑り出し、オーバーステアの形で単独スピン。

 番組解説の中山雄一氏は「ここのコーナーは、ブレーキングを遅らせすぎると、オーバーステアが出やすいコーナーではあるんですけど、スピン行くところまでは滅多に行かないんですよね。不幸中の幸いだったのは砂利のところに行かなかったことですね。芝生のところで止まったので復帰できたんですけど……。そんなミスをする選手ではないですし」と、珍しい単独スピンに驚きを見せ、リタイアを免れたことに安堵を示した。

 さらに「福住選手の車に何もトラブルがなかったとすると、あまりにタイヤの消耗が早すぎて、ブレーキングポイントをミスってスピンしてしまったのかなと」とも分析している。

 ファンからも「かなりタイヤきつそう」「めっちゃ珍しい」「痛恨のミス…」「ダウンフォース抜けの見本みたい」と驚きの声が相次いだ。

 なお、この福住がスピンした同じコーナーでは、20周目にザック・オサリバン(#4 KONDO RACING)も同様の形でスピン。そのままグラベルに突っ込み、無念のリタイアとなっている。一方、大きく順位を落としながらもコースに復帰できた福住は、最終的に9位でフィニッシュ。あわやリタイアの場面を乗り越え、ドライバーズポイントを確保した。

(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)