ソトがフェン直単打…司会者「予想できたはず」【MLB】Rソックス 3ー1 メッツ(日本時間20日・ボストン) 怠慢プレーに苛立ちを見せている。メッツは19日(日本時間20日)、敵地で行われたレッドソックス戦に1-3で敗れた。6回には先頭のフ…

ソトがフェン直単打…司会者「予想できたはず」

【MLB】Rソックス 3ー1 メッツ(日本時間20日・ボストン)

 怠慢プレーに苛立ちを見せている。メッツは19日(日本時間20日)、敵地で行われたレッドソックス戦に1-3で敗れた。6回には先頭のフアン・ソト外野手がフェンス直撃打を放つも、打球に見惚れて単打止まり。球団OBは「いい光景ではありません」と厳しく指摘した。

 先発の千賀滉大投手が3失点を喫して迎えた6回、先頭のソトはフルカウントから左翼に特大の飛球を放った。打った瞬間に手応えがあったのか、“確信歩き”をしながらボールの行方を見つめていた。しかし、この日は気温12度で風も強く、押し戻されてフェンウェイ・パーク名物の「グリーンモンスター」上部に直撃。ソトは一塁までしか進めなかった。

 本塁打になるかは微妙だが、少なくとも二塁までは到達できた当たり。その後メッツが得点できなかったこともあり、ソトの怠慢プレーには批判の声が殺到した。地元放送局「SNY」でも試合の分岐点としてピックアップすると、コメンテーターを務める球団OBで通算253本塁打のトッド・ジール氏も顔を曇らせた。

「あの本塁打はスタンドインまで3/4フィート(約22.9センチ)以上はありましたよ。しかも、風が吹いているから予想できたはずです。(ソトが)気が付いた頃には手遅れでした。比較したくないのですが、レッドソックスの選手は風やフェンスのことを熟知しているので、常に全力疾走です。フェンウェイ・パークでのプレー経験の少なさが影響するときがあります」と指摘した。

 その上で「いい光景ではありません。私が不振だった時は、走塁は積極的にいこうと心がけていました。チームの為にプレーする選手だと(仲間に)知ってほしいからです」とジール氏。ソトは今季15年総額7億6500万ドル(約1112億円)で加入したものの、この日の試合を終えて打率.246、8本塁打、OPS.815と不振。打撃が上向かないのであれば、せめて“態度”は……という思いもありそうだ。(Full-Count編集部)