【WRC】第5戦 ラリー・ポルトガル(5月18日/デイ4)【映像】「MAX SPEED」198km/h到達の超高速シーン WRC(世界ラリー選手権)の第5戦がポルトガルで開催された。ヒョンデとしては結果を出さなくてはならない大会だったが、最…
【WRC】第5戦 ラリー・ポルトガル(5月18日/デイ4)
【映像】「MAX SPEED」198km/h到達の超高速シーン
WRC(世界ラリー選手権)の第5戦がポルトガルで開催された。ヒョンデとしては結果を出さなくてはならない大会だったが、最終日の最終パワーステージでオィット・タナックが鬼気迫る走りを見せて、見事トップタイムを獲得している。
2025年のWRCは、第4戦が終わった時点でトヨタの4連勝。マニュファクチャラー選手権ポイントは、2位ヒョンデに51ポイントも差を付けていた。ヒョンデとしては、これ以上トヨタに引き離されないためにも、ここポルトガルが正念場となっていた。
そんななか、初日から調子が良かったのがタナックだ。デイ1はトップのエルフィン・エバンス(トヨタ)から0.2秒遅れの3位、デイ2では逆に2位のセバスチャン・オジエ(トヨタ)に7秒差をつけてトップに立つ。デイ3もSS16までトップをキープしていたものの、SS17のアクシデントでタイムロスしてしまい、3位に落ちてしまった。
そして迎えた最終日、タナックは徐々にトップのオジエとの差を縮め、SS24「ファフェ」開始前の時点でその差は約15秒となっていた。さすがにラスト1ステージでこの差を縮めるのは難しかったが、タナックはスタートするなり全開の爆走を見せつける。
特にすごかったのは、走行中画面下に表示されるスピード計が「198km/h」を表示していたこと! ステージ前半のストレートが多いエリアとはいえ、他のドライバーでは出せていない数字だった。しかも走行中のアクセル開度表示を見ると、5速でアクセル全開で踏みっぱなしである。
結果、意地を見せてタナックはステージウィンを果たす。このタナックの壮絶な走りに対し、「やっぱはえーわ」「198キロ」「えっぐー」「意地」「速い速い」「なんとワン・ツー」「ヌービル超えた」など、視聴者からも健闘を称えるコメントが寄せられた。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)