3度目のKBOでのプレーに かつて阪神でプレーしたラウル・アルカンタラ投手が、韓国プロ野球(KBO)への復帰が決まった。代わりにメジャー通算132発のヤシエル・プイグ外野手が放出されることとなった。複数の韓国メディアが19日に報じた。 韓国…

3度目のKBOでのプレーに

 かつて阪神でプレーしたラウル・アルカンタラ投手が、韓国プロ野球(KBO)への復帰が決まった。代わりにメジャー通算132発のヤシエル・プイグ外野手が放出されることとなった。複数の韓国メディアが19日に報じた。

 韓国メディアの「OSEN」や「ISplus」によると、キウム球団がプイグのウェーバー公示をKBOに申請。アルカンタラと年俸25万ドル、オプション15万ドルなど総額40万ドル(約5800万円)で契約を結んだ。キウム球団は「今季、攻撃力強化を目標に外国人打者2人としてきたが、期待通りの成果を得られなかった。チームが最下位に低迷している現状を打開するためには先発陣の強化が必要だという意見で一致した」と明らかにした。

 2016年にアスレチックスでメジャーデビューしたアルカンタラは、2019年からKBOでプレー。翌2020年には20勝で最多勝を挙げ、2021年と2022年は阪神でプレー。NPB通算は2年間で63試合に登板し、4勝6敗1セーブ、防御率3.96だった。阪神退団後はKBOに戻るも、今季はメキシカンリーグでプレーしていた。KBOは4年間で通算算46勝24敗、防御率3.21を記録している。

 キューバ出身で「ワイルドホース(暴れ馬)」の異名を取ったプイグは2012年、亡命してドジャースと契約。2013年に104試合で打率.319、19本塁打の成績を残した。7年間のメジャー生活で通算861試合に出場。通算打率.277、132本塁打の活躍を残し、球宴にも1度出場した。2022年はKBOのキウムに入団し、126試合で打率.277、21本塁打、73打点と活躍。メキシカンリーグなどを経て、今季はキウムに復帰するも、40試合で打率.212、6本塁打20打点と振るわなかった。(Full-Count編集部)