【ブンデスリーガ】マインツ 2-2 レヴァークーゼン(日本時間5月17日/メーヴァ・アレーナ)【映像】佐野海舟が完璧ボール回収→ベンチも大喝采 マインツのMF佐野海舟が、レヴァークーゼンに所属する“ドイツの至宝”こと22歳のMFフロリアン・…

【ブンデスリーガ】マインツ 2-2 レヴァークーゼン(日本時間5月17日/メーヴァ・アレーナ)

【映像】佐野海舟が完璧ボール回収→ベンチも大喝采

 マインツのMF佐野海舟が、レヴァークーゼンに所属する“ドイツの至宝”こと22歳のMFフロリアン・ヴィルツを封殺。粘り強いディフェンスから華麗なボール奪取を見せると、選手やチームスタッフたちがベンチを飛び出して喜びを表現した。

 佐野はブンデスリーガ最終節のレヴァークーゼン戦にダブルボランチの一角として先発出場。これで国内リーグ全34試合スタメン出場となった。試合はマインツが4度のゴール取り消しとなる不運に見舞われながらも2ー2で終了。6位に滑り込み来季のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグの出場権を獲得している。

 この日も攻守で躍動した佐野。とりわけ大きな歓声が上がったのが、前半45+6分のワンシーンだ。レヴァークーゼンは左サイドに流れたMFヨナス・ホフマンを起点に、ヴィルツにボールが渡った。しかし佐野が即座に距離を詰め、相手の切り返しを狙ってボールと相手の間に自分の身体を滑り込ませてボールコントロールを無力化。奪い返そうと何度も激しく身体をぶつけていたヴィルツに動じることなく力強く入れ替わり、相手陣内へとボールを運び出した。

 普段は冷静な解説をする佐藤寿人氏も「素晴らしい佐野!」と興奮したプレーには、スタジアムが一気に沸き上がる。また、目の前で見ていたベンチのマインツのスタッフや選手たちも、佐野がボールを奪ったタイミングでベンチを飛び出して拍手を送っていた。

 このシーンには日本のサッカーファンたちも注目。SNSには「佐野対ヴィルツはアツい!」「ヴィルツを簡単に封じる佐野えぐいって」「綺麗にボールを奪う佐野」「もはや美しささえある」「佐野の回収力まじですごいな」「ベンチの雰囲気も最高だな」「佐野はチームメートからもファンからも愛されてる」など感嘆のコメントで溢れた。

 昨夏に鹿島アントラーズからマインツに加入した佐野は、走行距離がリーグ1位の393.7km、デュエル勝利がリーグ4位の369回、高強度走行がリーグ4位の2700回となどトップレベルのスタッツを記録。「ブンデスリーガ屈指のボランチ」という定評をいきなり確立する際立った欧州移籍1年目となった。

(ABEMA/ブンデスリーガ)