【ブンデスリーガ】フライブルク 1-3 フランクフルト(日本時間5月17日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)【映像】全力スプリント→超開脚クリアで決定機阻止の瞬間 “チーム愛”が表れた瞬間だった。フライブルクに所属する日本代表MFの堂安…

【ブンデスリーガ】フライブルク 1-3 フランクフルト(日本時間5月17日/ヨーロッパ・パルク・シュタディオン)

【映像】全力スプリント→超開脚クリアで決定機阻止の瞬間

 “チーム愛”が表れた瞬間だった。フライブルクに所属する日本代表MFの堂安律が、自陣での守備の場面において、全力スプリントからのタックルで相手のクロスを阻止。持ち前の献身性でホームサポーターを沸かせるシーンがあった。

 日本時間17日、フライブルクは、来季のCL出場権を懸けてホームでフランクフルトと対戦。堂安はこの大一番で先発に名を連ねると、守備でも見せ場を作った。

 スコアレスで迎えた18分、堂安は、フランクフルトのボール回しに対して前からプレッシャーをかける。一度は相手の巧妙なビルドアップに剥がされたものの、ハーフペースを駆け上がったファレス・シャイビの動きに危機察知能力の高さでついていく。

 ぽっかりと空いてしまったボックスに侵入する危険なスペースを攻略されかけていた場面で堂安は全速力で帰陣すると、アルジェリア代表MFのクロスをスライディングで阻止。通れば決定機というシーンだったが、コースに足を伸ばしてコーナーキックに逃れた。

 この献身性あふれるプレーに、ホームサポーターは大興奮。ABEMAの視聴者からも「ドゥーアンカット」「ナイス」「堂安凄い守備」「いい献身性」「堂安は守備もできる」「ないD」「堂安最高だわ」と、素晴らしい守備に好意的な声が寄せられていた。

 今季の堂安は一貫して守備での献身性が光っており、タックル成功数はリーグ6位の66回を記録。上位5名に守備的なポジションの選手が名を連ねる中で、リーグ二桁ゴールを記録した選手がこのスタッツを記録することは称賛に値するだろう。

 なお、試合は27分に堂安のゴールでフライブルクが先制に成功したが、前半終了間際と後半にフランクフルトが3点を奪ってアウェイチームが逆転勝利。ユリアン・シュスターへの監督交代を決断して迎えた今季のフライブルクは、CL出場まであと一歩が届かず、5位でのフィニッシュとなった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)