リチャードが圧巻のパワーを見せた(C)産経新聞社 巨人に新加入した砂川リチャードが圧巻のアーチを放った。 1点を追う5回二死一、三塁から代打で出場すると相手左腕、松葉貴大の初球、外角の変化球に空振りするも、続く2球目をしっかり捉えて、右中間…

リチャードが圧巻のパワーを見せた(C)産経新聞社

 巨人に新加入した砂川リチャードが圧巻のアーチを放った。

 1点を追う5回二死一、三塁から代打で出場すると相手左腕、松葉貴大の初球、外角の変化球に空振りするも、続く2球目をしっかり捉えて、右中間に飛び込む2号3ランを放った。

【動画】東京ドームが揺れた!豪快なリチャードの2号ホームランシーン

 圧巻のパワーを見せつけ、これが本拠地東京ドームでの初ホームラン。笑顔でダイヤモンドを1周、ファンから盛大な「リチャードコール」が沸き起こった。

 主砲の岡本和真が長期離脱となり右の長距離砲として求められ、12日にソフトバンクからトレードで移籍。合流後、即スタメン出場となった13日の広島戦(マツダ)でも豪快なアーチを放っていた。

 この日はスタメンを外れたが、大きな仕事をしてみせた。

 Xでもリチャードのホームランは打球速度181キロの威力とあって「リチャード、えぐいって!」「やっぱり長打力ある!」「使えば、20発いけるのでは」「華があるな」など、ロマン砲の豪快なアーチに様々な反響の声があがっている。日本時間17日に大谷翔平が放った3戦連続となる16号アーチの打球速度は約185キロとまさにメジャーリーガーばりの圧巻のパワーを見せつけた。

 また試合はリチャードのホームランで一時逆転を果たしたが、その後、3番手の船迫大雅が7回に山本泰寛、板山裕太郎に2被弾で再び試合をひっくり返された。8回から4番手としてあがった中川皓太もジェイソン・ボスラーに2ランを浴びるなど、点差を広げられ、試合は4-7と敗れた。

 敗れこそしたものの、今後も長打力が魅力のリチャードの起用をめぐっては注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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